【最新版】エンジニアが不足してるって本当?今後の転職市場はどうなる?

【最新版】エンジニアが不足してるって本当?今後の転職市場はどうなる?

「近年、IT業界はエンジニアが不足している」とよくいわれています。実際に、IT企業の現場で働いている人もエンジニア不足を実感しているケースが多いようです。

 

エンジニア不足の背景を知ることは、日本のIT業界の現状を理解するヒントとなります。今後の自身の転職やキャリアを考える上でも、IT業界の現状と将来性をしっかりと見極めることは大切なことです。

 

今回の記事では、エンジニア不足の背景を説明する共に、IT業界の現状と将来性、またエンジニアヘの効率的な転職方法について解説します。

 

エンジニアが不足しているのは本当なのか

 

ITエンジニアの不足について具体的なデータを示しつつ、ITエンジニアの現状について見ていきましょう。

 

●経済産業省が2019年3月に公表したIT人材の不足数

経済産業省は2019年3月に「IT人材需給に関する調査」と題した報告書を公開しました。この報告書には、IT人材の需要と供給に差(ギャップ)が生じていることやIT需要構造の変化によってIT人材が不足していることが記載されています。また、今後のIT人材不足を補うために、AIの活用や先端技術に対応した人材育成が必要であるとの指摘もなされているのです。

 

経済産業省がこの報告書で示したデータによると、2018年のIT人材の不足数は22万人、2019年は26万人に、2020年は30万人となっています。2021年以降も予測されており、2021年は31万人、2022年は32万人と右肩上がりで増え続け、2030年にはその数は約45万人に上ると推測されているのです。

 

上述したデータは中位シナリオでの数値で、上位シナリオでは2030年で最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。

 

このような予測を受け、政府は小学校のカリキュラムでプログラミング教育を必修化するなど、将来のIT人材確保へ向けたさまざまな取り組みを実施し始めました。国が発表したデータと、それに合わせた政府の取り組みなどをみれば、IT人材の不足は事実であり、また喫緊の課題であるということが分かります。

 

エンジニアが不足している理由

 

なぜITエンジニアが不足しているのか、その主要な理由を見ていきましょう。

 

1.IT業界・IT市場の急成長

IT技術が進歩し、多くの企業がその技術を活用している現在、その普及と浸透はさらに大きな広がりを見せています。SNSやスマホアプリ、ゲームなどはもちろんですが、ほかにも家電・アパレル・時計などの製造業においてもITは導入され、IoT(モノのインターネット)化が急速に進んでいるのです。

 

このように、WEB企業やIT企業に限らず、多くの企業がIT技術を取り入れたことによりエンジニアの需要が大幅に拡大し、それがエンジニア不足の要因となっています。

 

2.少子高齢化

少子高齢化の日本では、既存の社員が高齢化・退職し、新たに入社してくる社員数が少なくなってしまうという現象が起こっています。これはIT業界も同じで、労働人口の減少とIT市場の成長・拡大のギャップがそれを顕著にさせているのです。

 

3.IT技術の変化が速い

ITの世界では、技術の進歩と変化は日々目まぐるしく起こっているのが現状です。技術の流行り廃りが速く、数年前に流行して身につけたスキルも、現在では需要が大きく減ってしまったということはよくあります。技術は進歩し、変化しているのに、それを身につけているエンジニアが少ないために、企業のニーズにマッチしたエンジニアが不足してしまうということが起こるのです。

エンジニアの将来性、今後の転職市場

 

エンジニアとIT業界の現状および将来性、またキャリアアップの可能性について見ていきましょう。

 

●ITエンジニア業界は売り手市場

最初に示した参照図のように、今後ITエンジニアの数はさらに不足していくことが予測されるでしょう。しかし、逆を言えば不足しているからこそ需要が高く、転職しやすい職種であるといえます。つまり、ITエンジニアの世界は常に売り手市場ということです。

 

需要が高く、また売り手市場が続くということを考えれば、今後もITエンジニアとして職に困るという可能性は非常に低いといえるでしょう。

 

●IT業界は世界の最先端であり、トップの業界

世界の時価総額ランキングや企業市場価値ランキングを見てみると、そこにはIT企業がズラリと並びます。Amazon、Apple、Microsoft、Alphabet(Google)、Facebook、Alibabaなど、いまや世界のビジネスの中心かつ最先端はIT業界です。そして、この傾向はこれからも続いていくといえます。衰える業界もあれば、持続的に安定かつ成長していく業界もありますが、IT業界は後者であり、「衰えることのない業界」として将来性は確かであるといえるでしょう。

 

●IT技術の進歩と共にキャリアアップを目指せる

IT業界では、常に新しい技術が流れ込んでおり、それに合わせて企業の採用ニーズも変化していきます。新しい技術、トレンドをいち早く習得して身につければ、それだけエンジニアとして市場価値が高めることが可能です。まだ日本では数の少ない「希少価値の高いエンジニア」を目指すことで、年収の増加を含めキャリアアップを実現することも可能でしょう。

 

そのためには、最新の技術とトレンドに対して常に敏感なアンテナを張り、情報収集に努めなければなりません。絶えず新しいスキルを身につけることができるIT業界は、技術の進歩と変化と共に自身のキャリアアップのチャンスをつかむことも望める業界といえます。

 

エンジニアの転職方法

 

エンジニアへ転職する方法として、代表的なものをいくつかご紹介します。

 

●転職求人サイトの利用

もっとも一般的な転職方法として、転職サイト・求人サイトを利用する方法があります。転職を考える際、最初に「ネットで求人を探してみよう」と考える人も多いのではないでしょうか。エンジニアへの転職で求人サイトを利用する際は、できればIT系の求人を多く扱うサイトを利用するのがおすすめです。専門性の高いサイトであれば、それだけ希望としている職種の求人を多く見つけることができます。場合によっては、サイトに登録してこれまでの実績を掲載しておくだけで、スカウトが来る可能性もあるのです。

 

●転職エージェントの利用

転職エージェントは、希望の職種の求人紹介、面接対策、キャリア相談など、転職する上でのさまざまなサポートとアドバイスを受けることができるサービスです。利用者に対して担当者が一人つき、企業とのやり取りから面接の日程調整まで、手厚いサポートを受けることができます。

 

ITエンジニアへの転職を目指すのであれば、IT業界(エンジニア業界)に特化したエージェント会社を利用したほうがよいでしょう。

 

●個人的な人間関係(縁故)やSNSの活用

会社の先輩や上司、友人・知人、親族など、個人的な人間関係を頼って就職先を紹介してもらうという方法もあります。近年は、TwitterやFacebookなどのSNSを通して知り合った人をきっかけにして、転職を成功させる人も多いです。

 

どういうつながりから転職のチャンスが巡ってくるか分からないので、SNSを駆使してIT業界の人や同じエンジニアを目指す人同士のつながりを作っておくことも有効な手段といえるでしょう。

 

まとめ

 

IT業界は今後も成長し続ける可能性が高く、それに合わせてITエンジニアの需要も安定的に増加していくことが予想されます。特に日本の場合は、労働人口の減少とITエンジニアの不足が重なり、その需要は高いレベルで推移していくことでしょう。

将来が不確かな業界よりも、今後も成長と安定が見通せるIT業界のほうが、単に容易に転職できるというだけでなく、収入の増加やキャリアアップという面でチャンスは大きいといえます。既にエンジニアとして働いている人も、これから新たにエンジニアを目指す人も、転職サイトやエージェント会社を効果的に利用して、新しいキャリアを描いてみてください。