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転職コラム

バックエンドエンジニアにおすすめな言語とは?未経験でなる方法も解説

バックエンドエンジニアが利用するプログラミング言語は、開発するシステムによって異なってきます。この記事では、プログラミング言語ごとの特徴やフロントエンドエンジニアとの違いなどを解説しています。ぜひともご確認ください。

  1. バックエンドエンジニアとは?

バックエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションなどでユーザーが目に触れることのない、ユーザーからは見えないシステムを開発するエンジニアのことをいいます。

システム開発はフロントエンドとバックエンドに大別されており、ユーザーが実際にWebサイトなどを見て、操作をする部分の開発をするフロントエンドエンジニアと、ユーザーが操作したことを反映させたり、必要なデータを提供するシステムなどを開発するバックエンドエンジニアで業務領域が分かれています。

  1. 仕事内容

上述したように、バックエンドエンジニアはユーザーの目に見えない部分を開発する仕事です。具体的には、ユーザーがインターネットショッピングや顧客情報入力などで選択・実行した情報を、どのような処理をし、どのようにデータベースやユーザーの目に見える部分に反映させるかなどのシステムを開発をしています。

そのため、バックエンドエンジニアはプログラミング言語のスキルに加え、OSやミドルウェア、SQLなどのデータベース言語の知識を持っていたほうが専門性の高い仕事をすることができるでしょう。また、近年ではAWS(アマゾンウェブサービス)やAzure(アジュール)などのクラウドサービス上にサーバー構築をするケースが増えてきているため、これらのスキルが必要になることもあります。

  1. 平均年収

弊社R-Stoneのバックエンドエンジニアの平均年収は約730万円で、年収幅は400万円〜1200万円です。平均年収に近い求人では、バックエンドのスキルのみでも応募可能になっています。高額求人になると、フロントエンドとバックエンドのスキル、リードエンジニアやマネジメント経験など、プラスαのスキルが求められる傾向があります。

  1. フロントエンドエンジニアとの違い

ユーザーの目に見える部分と見えない部分の違いに加え、双方では利用するプログラミング言語や知識も異なっています。フロントエンドエンジニアはHTML、CSS、JavaScriptといった言語が必須のものになっており、用途や企業の方針でプログラミング言語を選んでいく、バックエンドエンジニアとは開発言語が異なります。

また、バックエンドエンジニアの周辺知識であるOSなどのスキルは、基本的にフロントエンドエンジニアには必要ありません。その代わりに、フロントエンドエンジニアはCMSやSEO対策の知識など、バックエンドエンジニアには求められない知識が必要になってきます。フロントエンドエンジニアについて解説をした記事がありますので、詳細については以下の記事をご参考ください。

関連リンク:フロントエンドエンジニアになるための方法とは?未経験からの転職や必要なスキルをご紹介

  1. バックエンドエンジニアにおすすめの言語

バックエンドのシステムはさまざまなプログラミング言語で開発ができるようになっています。この項では、それぞれの言語の特徴を記載しています。また、記載している弊社R-Stoneの求人数は、すべて2022年8月現在のものになっています。

  1. Java

Javaは汎用性が非常に高く、基幹システム、Webサイト、Webアプリケーション、Androidアプリケーション、ゲーム、組み込みシステム、IoT(Internet of Thing)などの開発ができる言語です。また、JavaはJVM(Java Virtual Machine|Java仮想マシン)というOSに依存しないで開発ができるソフトウェアがあり、実行環境を選ばずに利用できるため、マルチプラットフォームで開発システムを展開する場合に用いられる傾向があります。

これらのような汎用性の高さに加え、Javaは保守性やセキュリティが高く、実行速度が速いなどの特徴もあります。弊社R-Stoneの求人案件数も425件となっていて、業界全体を見ても求人数が多い言語になっています。

  1. Ruby

まつもとゆきひろ氏によってリリースされ、日本人が開発したプログラミング言語として初めて、国際電気標準会議(IEC)という国際規格に登録されました。Rubyは主にWebアプリケーション開発に利用されており、なかでもRuby on Railsというフレームワークが有名です。動画サービスのHuluやレシピサイトのクックパッドでもRuby on Railsが使われています。

フレームワークとは、システム開発を簡単におこなうことができる枠組みのことで、フレームワークを使うことで効率的な開発ができるようになります。Ruby自体の学習コストが低く、文法が簡単という特徴があることに加え、Ruby on Railsを使うと開発スピードを上げることができるため、ベンチャー企業などでよく利用されている言語です。弊社では166件のRuby求人が出ています。

  1. Go

Googleが2012年にリリースしたプログラミング言語で、C言語やJavaに構文が似ています。しかしながら、Go言語は既存言語をより簡単に、効率的にすることを目的として作られているため、C言語やJavaよりもシンプルで理解しやすく、高速処理ができるようになっています。

Go言語はWebアプリケーションやスマートフォンアプリ、IoTなどの開発ができるようになっていて、YouTubeやDropbox、Uberなどでも利用されています。比較的新しい言語ながら近年では需要増の傾向があり、弊社でも209件の求人があります。Go言語は将来性が高い言語と言われているにも関わらず、扱える人材が不足している状況です。そのため、エンジニアスキルを伸ばす際におすすめできる言語です。

  1. PHP

Webアプリケーションに特化したプログラミング言語です。文法が簡単で学習コストが低いため、プログラミング初心者にもおすすめできます。PHPの特徴は、HTMLに埋め込んで動的Webページを作成できる点と、WordPressやDrupalなどのCMS(Contents Management System)がPHPで作られている点を挙げることができます。

CMSとは、WebサイトやWebページのテンプレートなどが用意されており、専門知識がなくとも簡単にWebサイトなどを作成できるシステムのことです。PHPのスキルがあればCMSの機能拡張ができるため、バックエンド開発だけでなく、フロントエンド開発のスキルとしても覚えておきたい言語になっています。

また、バックエンド開発ではLaravelやCakePHPなどのフレームワークを用いる機会が多いため、PHPをメインに扱うエンジニアはこれらのフレームワークも覚えたほうがよいでしょう。弊社では299件のPHP求人が出ています。

  1. C#

Microsoftが2000年にリリースした言語で、Javaや C++を参考に、より簡単、簡潔になるよう改良して作られました。『C』が入っていますがC言語、C++とは違い、Javaに似た文法のプログラミング言語となっているので混同しないようにしましょう。

C#はWindowsアプリケーションをはじめ、Webアプリケーションやスマートフォンアプリ、ゲーム開発ができるようになっており、同じくMicrosoftが提供しているIDE(統合開発環境)のVisual Studiのインストールですぐに開発ができるようになっています。IDEとは、プログラミングの際に必要になる、エディタやコンパイラ、デバッガなどがセットになっている、効率的に開発をするためのソフトウェアのことをいいます。

ゲーム開発では、Unity Technologiesが提供しているゲームエンジン(ゲーム開発で利用される処理をまとめたソフトウェア)のUnityの開発でC#が利用できるようになっているため、ゲーム開発を目指すエンジニアの必須言語といえるでしょう。ゲームエンジンのUnityを使って、ポケモンGOやウマ娘プリティーダービー、白猫プロジェクトなど、有名なゲームが作られています。

習得難易度の高いC言語やC++と違い、簡単、簡潔を目指して作られた言語のため習得難易度は低めです。弊社では73件のC#求人が出ています。

  1. Javascript(Node.js)

JavaScriptはフロントエンド開発で利用される言語です。しかし、2009年にNode.jsという実行環境がリリースされ、JavaScriptをバックエンド開発でも利用できるようになりました。一般的なシステム開発では、フロントエンドとバックエンドは別々の言語を用いて開発をしていきます。そのため、それぞれに対応できるエンジニアを確保しなければなりません。

それに対して、Node.jsを利用すればJavaScriptという共通の言語でフロントエンドとバックエンドの開発ができるため、エンジニアの確保や業務の効率化に役立つといったメリットがあります。

加えて、Node.jsはノンブロッキングI/Oという方式を採っているため、サーバー同時アクセスが1万人を超えたときに処理速度が遅くなってしまう、C10K問題にも対応できるという特徴があります。弊社でもNode.jsの求人が43件あり、フロントエンドのスキルから幅を拡げたいエンジニアに向いています。

  1. Python

PythonといえばAIや機械学習、データ解析を思い浮かべる人も多いかと思います。しかし、PythonはWebアプリケーション、ゲーム、スマートフォンアプリ、デスクトップアプリケーション、スクレイピングなど、さまざまなシステム開発ができる汎用性の高い言語となっています。

Webアプリケーション開発ではDjangoやFlask、AI開発やデータ解析ではNumPyやPandas、TensorFlowなどがよく使われています。Python自体は文法が簡単で学習コストが低いと言われている言語です。しかしながら、AI開発やデータ解析などはそれ自体が難易度の高い開発となり、ライブラリも駆使する必要があります。そのような理由から、開発するシステムによって習得難易度が変わってくるので注意しましょう。

また、Pythonは近年需要が高まってきている言語であり、Pythonエンジニアの年収も増加傾向にあります。弊社では211件のPython求人が出ています。 

  1. C言語

1972年に開発され、現在でも利用されているプログラミング言語です。C言語は現在のプログラミング言語に多大な影響を与え、C言語から派生したプログラミング言語には、C++やJava、PHP、JavaScriptなどがあります。

C言語はOS、基幹システム、ソフトウェア、組み込み、IoT、ゲーム、AI開発などができる汎用性の高い言語です。実行速度が速い、ポインタを利用することでエンジニアがメモリ制御をおこなえる、という特徴があります。また、C言語は手続き型言語といい、システム処理をする順に、うえからコード記述をおこなうプログラミング言語になっています。

それらに加え、UNIX、Linux、macOSなどのすべて、あるいは一部がC言語で開発されているため、C言語を習得すればOSなどの基本ソフトウェアに対する理解を深めることができます。学習難易度は高い言語になりますが、習得をすればエンジニアとしてのスキルアップにつながるでしょう。弊社では7件のC言語求人が出ています。

  1. C++

C++(シープラスプラス|業界ではシープラなどと呼ばれる)はC言語を拡張したオブジェクト指向の言語で、1983年にリリースされました。時代の流れとともに手続き型のC言語での大規模開発が難しくなり、大規模開発に向いている、オブジェクト指向のC++が開発された経緯があります。

C++は基幹システム、Webアプリケーション、組み込み、IoT、AI、ロボット、ゲームなどの開発ができる汎用性の高い言語です。また、処理速度が速いため、大規模で複雑なシステム開発にも向いています。

Webアプリケーションでは、GoogleのChromeがC++で開発されていることが有名です。AIやIoT、ゲーム開発などでよく利用されているため、これらの職種を目指すエンジニアは覚えておいたほうがよいでしょう。弊社では82件のC++求人が出ています。

  1. バックエンドエンジニアになる方法

バックエンドエンジニアになる方法を3つピックアップしています。

  1. 独学する

まずはインターネットなどで情報を仕入れ、学習するプログラミング言語を決めましょう。独学の王道といえば参考書ですが、参考書以外にもProgateやpaizaラーニングといった、プログラミング学習サイトなどで勉強することも可能です。言語によって学習教材の豊富さが変わってくるため、その点も加味しながら自身にあった勉強方法を探してみてください。

また、独学をする際の目標設定として、資格取得を目指すことも効率的な学習方法です。資格試験ではプログラミング言語の基礎から応用までを区分けしているものがあり、段階的、網羅的に学習を進めることができるでしょう。JavaやPython、Rubyなどは資格試験があり、資格を取得することでスキルを客観的に証明することもできます。

  1. プログラミングスクールに通う

資金的にゆとりがあるようならば、プログラミングスクールに通うこともおすすめです。プログラミングスクールでは学習に必要なカリキュラムが用意されており、疑問点なども質問しやすい環境が整っているため、独学よりも効率的に学習を進めることができるでしょう。

また、プログラミングスクールは通学型とオンライン型がありますので、ご自身に合った形態を選びましょう。加えて、厚生労働省が教育訓練給付金制度で認定しているプログラミングスクールでは、支給金が入るところもあります。プログラミングスクールを検討している人は、教育訓練給付金制度についても調べたうえで選択をしたほうがよいでしょう。

  1. エージェントに登録する

IT業界では、プログラミング未経験者でも採用している企業が多くあります。そのため、エージェントに登録をして転職活動をし、企業に就職をしてからバックエンドエンジニアのスキルを身につける、という方法もあります。しかしながら、未経験可の求人は20代を対象にしたものが多く、30代以降になると未経験可の求人はかなり少なくなりますので注意しましょう。

プログラミングスキルを持っているエンジニアにも、エージェント登録をおすすめします。エージェントに登録をすると担当者がつき、自身の希望に沿った企業の提案や、転職活動、キャリアプランの相談などもできるので、積極的に活用していきましょう。

  1. まとめ

エンジニアが開発するシステムはフロントエンドとバックエンドに大別され、システム開発の種類によって、バックエンドで利用するプログラミング言語は変わってきます。

バックエンドエンジニアとしてやりたいシステム開発があれば、対応するプログラミング言語を習得しましょう。その選択方法以外には、習得難易度や報酬面、将来性などの観点から言語を選ぶこともできますので、自身の価値観に沿ったものを習得するようにしてみてください。この記事が少しでもお役立てになれば幸いです。

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