英語力のあるITエンジニアになるメリットとは?

英語力のあるITエンジニアになるメリットとは?

近年では、IT業界で「オフショア開発」という言葉が聞かれるようになりました。オフショア開発とは、システム開発などを海外企業に委託する仕組みです。海外のエンジニアと話すためには、日本でも英語が話せるエンジニアが必要です。そのため、「英語が活かせる」などと書かれている求人もたびたび見られるようになってきました

 

このことから、エンジニアとして働くことを目標とされている方は、プログラミングなどの必須能力に加え、英語力も身につけていくことをおすすめします。今回は、エンジニア志望者が英語力を身につけることで得られるメリットと英語力のレベルの違い、および英語力を身につけるための方法についてご紹介します。

 

英語が扱うエンジニアのメリット3つ

 

エンジニアがある程度の英語力を身につけておくことで得られるメリットとしては、「最新情報をキャッチできる」「仕事の幅が増える」「転職に有利」の3点が挙げられます。

 

●最新情報をいち早くキャッチできる

エンジニアが英語力を身につけておくことで得られるメリットのひとつが「最新情報をいち早くキャッチできる」ということです。エンジニアは世界中で働いており、最新の情報や技術のなかには海外で発信・開発がされるものも少なくありません。

 

このような海外で発信・開発された新たな情報や技術を英語力が身についていない日本のエンジニアが理解しようとする場合、資料やドキュメントが日本語訳されるのを待たなければなりません。しかし、ある程度の英語力が身についていれば、英文のままその内容を理解できるため、業務への導入などもいち早く行うことができるのです。

 

●仕事の幅が増える

エンジニアが英語力を身につけておくと「仕事の幅が増える」というメリットも得られます。国内でエンジニアとして働く場合、日本語さえできればほかのエンジニアともコミュニケーションが取れますが、英語力を身につけることにより、可能性はさらに魅力的に。

 

英語力を身につけておけば海外のクライアントから仕事を受注するチャンスが増え、国内では経験できないような案件に携わることも可能です。よって、仕事をしながら多くの経験を積み、自身のスキルも高めたいという向上心を持ったエンジニアほど英語力は必須の能力となります。

 

●就職・転職で有利になる

英語力を身につけておくことはエンジニアの就職・転職活動において有利になるという点でもメリットがあります。国内はもちろんですが、海外企業や外資系企業への応募も可能になります。また、英語を活かせる仕事は給与や時給が高くなる傾向にあるため、より条件のよい企業に応募していけるのです。

 

どのくらいの英語力が必要?

 

英語力のレベルに対する考え方には個人差があり、どのレベルに達していれば「英語力がある」といえるのかは異なるでしょう。しかし、仕事においては、英語力のレベルごとにどのような業務がこなせるのかを把握しておくことが重要です。続いては、英語力のレベルを分け、それぞれでこなすことのできる一般的なエンジニアの仕事内容について見ていきましょう。

 

●超上級レベル

ネイティブレベルの英語力が備わっている人は「超上級」に分類されます。このレベルでは日常的な会話だけでなく、専門用語を交えた仕事での交渉などもできることから、エンジニアの仕事において海外企業の案件などに携わることも可能となります。このレベルの英語力が備わっている人の多くは、実際に海外で生活した経験があるようです。

 

●上級レベル

ネイティブレベルには達していないものの、日常会話だけでなく、論理的な主張や議論ができるレベルの英語力が備わっている人は「上級」に分類できます。このレベルでもエンジニアの仕事では海外企業の案件などに携わることができ、幅広い業務をこなすことが可能です。

 

●中上級レベル

簡単な議論や主張ができるレベルの英語力は「中上級」に分類できます。このレベルの英語力が備わっているエンジニアは、仕事における簡単な議論や交渉も問題なくできます。一方で専門用語を交えた会話には難を感じることもありますが、海外赴任に行っても大きな問題もなく対応できるでしょう。

 

●中級レベル

身近な話題について自分なりの簡単な意見を述べたり、自分の考えていることやその理由を相手に伝えたりすることができるレベルの英語力は「中級」に分類されます。このレベルの英語力だと、例えば短期間の海外出張には対応できますが、海外企業に常駐しながらエンジニアとして働くには、さらに英語をレベルアップするのが望ましいでしょう。

 

●初中級レベル

「初中級」は、日本の英語教育にあてはめると中学卒業レベルに該当します。このレベルだと簡単な日常会話程度が限界となるため、例えば長時間にわたる英語での議論や交渉をするのは困難となります。そのため、エンジニアの仕事でこのレベルの英語力を活用できる機会は非常に少ないといえるでしょう。

 

●初級レベル

初級レベルの英語力だと単語をならべるだけで自身の意思を伝えることが限界となります。このレベルだと語彙力も弱いことから、英語を多用するエンジニアの仕事に携わることは非常に難しいといえます。

 

 

今英語が話せなくても大丈夫!エンジニアの英語勉強方法

 

英語力は日々努力を積み重ねることで身につけることができます。エンジニアとして働くことを目標とする方が英語力を身につけるためには、以下の方法を実践するのもおすすめです。

 

●単語帳やアプリを利用して語彙力を高める

英語力を高める上ではとにかく多くの単語を覚え、語彙力を高めることが大切です。そのためには単語帳やアプリを使用し、仕事の空き時間や通勤・通学時間などを有効活用しながら、エンジニアの仕事で多用する単語などを中心に覚えていくのがよいでしょう。

 

●英語メディアを毎日読む

英語力を身につけるための最も簡単な方法のひとつとして挙げられるのが「英語メディアを毎日読む」というものです。この方法には、毎日更新されるメディアであれば継続しやすいという点でもメリットがあります。エンジニアの仕事に特化したメディアであれば専門用語を覚えることもできるため、より実践的な英語力を身につけられるでしょう。

 

●本を読む

英語力は本を読むことでも身につけられます。特に英語で書かれた小説は、文章力や語彙力を高める上で大変有効です。また、エンジニアの仕事に関連した英語の本を読むことでも専門用語を覚えることが可能です

 

●日本語字幕付きの映画を見る

エンジニアの仕事ではほかのエンジニアやクライアントと議論や交渉をする機会も多く、英会話力を高めることも大変重要となります。日本語の字幕が付いている映画を見ると、小説などの文章からは学ぶことのできない言い回しを覚えることができるため、英会話力を高めることによる議論・交渉スキルの向上を図ることができます。

 

●英会話スクール

英会話力を高めるためには実際に英語を話せる相手を前にし、頭で考えながら言葉を発するトレーニングを反復することが有効です。英会話スクールではこのような会話のトレーニングができるため、本格的に英語力を身に着けたいエンジニアの方にもおすすめです。

 

まとめ

 

ITのグローバル化により、国境の垣根を越えて活躍するITエンジニアが増加しています。人件費の節約などの目的から、システムやアプリ開発などの業務を国外の企業に委託するケースも増加しており、外国で働く、あるいは外国人と働く可能性もあるのです。その場合は、ある程度の英語力が求められるでしょう。

 

エンジニアが高い英語力を身につけることには、国内外で幅広い仕事に携われるようになる、転職で有利になるといったメリットがあります。現在ITエンジニアの方のみならず、これからITエンジニアを目指す方も、今のうちから英語力を身につけてみてはいかがでしょうか。