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転職コラム

プログラミング言語はどれがおすすめ?人気別・初心者向けに分けて紹介

プログラミング言語にはたくさんの種類があるため、何を学べばよいかわからなくなってしまうこともあるかと思います。そこでこの記事では、プログラミング言語の種類や特徴を、人気別・初心者向けのものなどの分類を含めて紹介しています。ぜひともご確認ください。

  1. プログラミング言語とは

プログラミング言語とは、人間がコンピューターにおこなって欲しいことを伝えるための言語です。プログラミング言語を利用することによって、インターネット検索をして閲覧することができるWebサービスや、企業が利用するシステムなどを開発することができます。

また、プログラミング言語は200種類以上あるといわれ、次に紹介する特徴によって種類が異なり、言語によって開発できるものも変わっています。

  1. プログラミング言語の種類

プログラミング言語は、機械語に近い低水準言語(低級言語)と人間が理解しやすい高水準言語(高級言語)に大別され、今回の記事で紹介するプログラミング言語はすべて高水準言語に該当します。(C++のみ低水準言語としても利用可能)

また、コードの記述形式では手続き型とオブジェクト指向、機械語への変換方式ではインタプリタ型とコンパイラ型に分類されています。

  1. 手続き型

ソースコードとして記述したプログラムを、上から順番に実行していく形式のプログラミング言語です。手続きを取るように上から順番に処理をおこなうため、初心者でもプログラムを理解しやすく、学習コストが低いといった特徴があります。

また、オブジェクト指向のようなシステム構成の設計作業をする必要がなく、動作に関する処理をひとつずつ作成することができるので、シンプルに開発を進めることが可能です。

手続き型のプログラミング言語は小規模な開発を得意としており、プログラムの管理が煩雑になりやすい大規模な開発にはあまり向いていません。代表的な手続き型の言語には、C言語やGo言語、COBOL、Perlなどが挙げられます。(詳しくは後述しますが、C言語は手続き型言語でありながら、学習コストが高い言語だといわれています)

  1. オブジェクト指向

『ある役割を持ったモノ』ごとを組み合わせて、全体を開発していく考え方(概念)のことをオブジェクト指向といいます。手続き型の言語では上からソースコードを記述していくため、大規模開発になると機能の追加や管理が大変になってしまい、その問題を解決するためにオブジェクト指向が提唱されました。

オブジェクト指向の言語では、『モノを定義する』ことと、『モノに与える役割』を組み合わせることで効率的な開発が可能になります。例えば、手続き型の言語では長大なソースコードの記述が必要なシステムの開発でも、オブジェクト指向の言語では全体を分割した『役割を持ったモノ』ごとに開発ができるため、モノごとに別々の担当者をつけて開発をしたり、『定義づけたモノ』を他の機能に再利用することで手間を省けたり、といったことができるようになります。

代表的なオブジェクト指向の言語は、JavaやPython、JavaScript、PHPなどが挙げられます。また、オブジェクト指向は仕組みがわかりにくいため、別の記事でも解説をしています。ぜひともご確認ください。

 

※関連記事:オブジェクト指向とは?初心者向けにわかりやすく解説!

 

  1. インタプリタ型・コンパイラ型

機械語への変換方式にはインタプリタ型とコンパイラ型があり、それぞれ以下のような特徴があります。

 

  • インタプリタ型

記述したソースコードを、ひとつずつ機械語に翻訳しながらプログラムを実行する方式です。外国語と日本語との同時通訳をイメージするとわかりやすいかもしれません。インタプリタ型は記述したソースコードをすぐに実行できるため、動作の確認が簡単にできる、初心者でも開発がしやすい、といったメリットがあります。

しかしながら、ひとつずつ翻訳をするため実行速度がコンパイル型に比べて遅く、処理速度の速さが求められるシステム開発にはあまり向いていません。代表的なインタプリタ型の言語には、PythonやJavaScript、PHPなどが挙げられます。

 

  • コンパイラ型

記述したソースコードを『コンパイル』という手法で機械語へ一括翻訳し、プログラムを実行する方式です。外国語で書かれた本を、コンパイルという方法で日本語に一括翻訳するイメージとなります。インタプリタ型に比べて、実行速度が速いというメリットがあります。

しかしながら、コンパイルという工程が必要なため、大規模開発などの際は作業に時間がかかる、プログラムを実行するまで動作が確認できないといったデメリットもあります。代表的なコンパイラ言語にはJavaやC言語、C++、Go言語などが挙げられます。

  1. 人気のあるプログラミング言語10選

主にプログラミング技術に関するコミュニティであるStack Overflowでは、コミュニティ内で人気のある技術のランキングを作成しています。今回はそのなかでも、プログラミング言語とマークアップ言語に絞った上位10個の言語を紹介します。

※参考:Stack Overflow Developer Survey 2022

 

  1. JavaScript

フロントエンドという、ユーザーの目に見える部分の開発で主に利用するプログラミング言語です。JavaScriptを利用しないと画面のポップアップや画像のスライドなどを作成することができなくなっています。そのため、フロントエンド開発の仕事をしたい場合は、次に紹介するHTMLとCSSを含め、必須スキルのひとつとして挙げられます。

 

  1. HTML/CSS

JavaScriptと同じく、フロントエンド開発での必須スキルになっています。なぜなら、世の中のWebサイトやWebアプリケーションの見た目に関する基本部分のほぼすべては、HTMLで作られているからです。HTMLで全体の構成や文字を作成し、 CSSで文字や背景の装飾をおこない、JavaScriptで動きを演出することがフロントエンド開発の流れになっています。また、HTMLはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語といい、CSSはスタイルシート言語といいます。

 

  1. Python

AI(人工知能)やデータサイエンス、Webアプリケーションやスマートフォンアプリなど、さまざまな開発ができる汎用性の高いプログラミング言語です。Pythonはユーザーの目に見えない、サーバーやデータベースなどのシステムに使う、バックエンド開発で利用されています。

なかでも近年では、AIやデータサイエンス、データ分析システムなどで注目を集めており、弊社R-StoneでもPythonの全案件203件のうち、推定最高年収700万円以上の求人が190件もあり、他社情報などでも高収入になりやすい言語となっています。

  1. TypeScript

Microsoft社によって開発・リリースされた、JavaScriptを進化させたプログラミング言語で、フロントエンド開発で主に利用されています。TypeScriptは、JavaScriptでは大規模開発時などで複雑になってしまうソースコードの記述を少なくすることができます。また、JavaScriptと互換性を持っているため、JavaScript向けのライブラリやフレームワーク、JavaScriptの機能も使うことができます。それら以外の機能でも、JavaScriptの上位互換の言語になっているため近年注目を集めています。

  1. Java

Webアプリケーションや基幹系システム、組み込み、IoT(Internet of Thing)、Androidアプリケーションなど、さまざまなシステム開発ができる汎用性の高いプログラミング言語で、バックエンド開発で利用されています。また、数多くの企業に利用されてきた実績があり、JVM(Java Virtual Machine|Java仮想マシン)というソフトウェアがあるため、OSなどの環境に依存せずにプログラムを実行できるという特徴があります。

 

  1. C#

Webアプリケーションやスマートフォンアプリ、ゲームなどの開発ができるプログラミング言語で、バックエンド開発で利用されています。なかでもゲーム開発では、ゲーム開発で利用する機能を組み込んだ、ゲームエンジン『Unity』の最新版で唯一利用できる言語になっているため、Unityを使ったゲーム開発をしたい方は覚えるべきものになります。また『C』が入っていますがC言語やC++とは互換性がなく、別の言語になっているので注意をしましょう。

 

  1. C++

Webアプリケーションや基幹系システム、組み込み、IoT、AI、ロボット、ゲームなどの開発ができる汎用性の高いプログラミング言語で、バックエンド開発で利用されています。C++(シープラスプラス|シープラなどと呼ばれる)は手続き型のC言語の欠点を改善するために、オブジェクト指向を採用した言語として開発されました。処理速度が速く、低水準言語としても利用できるといった特徴があります。

C#ではUnityですが、C++はゲームエンジンのUnrealEngineやPlayStation、Nintendo Switchなどで使われているため、それらに関する開発がしたい方は覚えるべき言語です。また、基幹系システムや組み込み、ロボットなどのシステム開発でもよく使われています。

 

  1. PHP

Webアプリケーション開発に特化したプログラミング言語で、バックエンド開発に利用されています。一般的なWebアプリケーションやWebサイトはもちろん、ECサイト、お問い合わせ機能、社内管理システムなどを作ることができます。

また、WordPressやDrupalといった、簡単にWebサイトなどを作成できるサービスのCMS(Contents Management System)がPHPで作られており、PHPを覚えるとWordPressなどのカスタマイズができるようになります。それらのような理由から、フロントエンド開発でもスキルを求められることが多いため、フロントエンドエンジニアも覚えておきたい言語になっています。

 

  1. C

基幹系システムやゲーム、IoT、ロボット、AI、OSの開発などができる汎用性の高いプログラミング言語で、バックエンド開発で利用されています。C言語とC++では、『ポインタ』を利用したメモリ管理をエンジニア自身でおこなう必要があること、環境構築やバグの発見が難しいなどの理由から、学習コストの高い言語であるといわれています。また、LinuxやmacOSなどがC言語で作られているため、C言語を使えるようになればシステムの根幹部分から理解することができるでしょう。

加えて、C言語は1972年に開発されてから現在でも利用されているため、今回紹介するプログラミング言語のなかでは最も歴史が古いものになります。

 

  1. Go

Webアプリケーションやスマートフォンアプリ、ドローンなどのIoTの開発ができる言語で、バックエンド開発で利用されています。Google社が既存の言語を簡単かつ効率的にすることを目的として作成したため、学習コストが低い、機能が他の言語に比べてシンプルになっている、高速で処理をすることができる、などの特徴があります。比較的新しい言語ながらStack Overflowのランキング10位以内に入り、近年では求人数も増加傾向にあります。

また、『マイクロサービス』という複数の小さなサービスを合わせて大きなアプリケーションを開発する手法に向いていて、IoT開発にも強いことから将来性のある言語だといわれています。

 

  1. 初心者・未経験向けプログラミング言語5選

『SAMURAI ENGINEER』というプログラミングスクールを運営しているSAMURAI社が、クラウドワークスの現役エンジニア100人に対し、『未経験者におすすめのプログラミング言語』などのアンケートを実施しました。今回は2022年7月に公開された、そちらのアンケート結果からおすすめの言語を紹介します。

※参考:将来性が高いプログラミング言語 2位「Java」、1位は?

 

  1. Python

Pythonは学習コストが低く、初心者でも学びやすい言語であるといわれています。しかしながら、AIやデータサイエンスのシステム開発ではNumPy、pandas、scikit-learn(sklearn)などのライブラリを用いて統計学の手法や機械学習などを用いた難しい分野の開発をすることになるため、それらのような業務の場合は難易度が高くなることに注意しましょう。

また、Webアプリケーション開発ではDjangoやFlaskなどのフレームワークが有名です。初心者が学習をする場合は、他のプログラミング言語と同様に『paizaラーニング』や『Progate』といった学習サービス、参考書での学習、プログラミングスクールなどがあります。そのなかでも、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が推薦している『PyQ』というPythonに特化した学習サービスがあり、有料ながら顧客満足度も高くなっているようなので、初心者の学習方法としておすすめできます。

※参考:PyQ | Pythonで一歩踏み出すあなたのための、独学プラットフォーム

 

  1. Java

Javaはその汎用性の高さからさまざまなシステム開発で利用されており、弊社R-Stoneの言語別案件数が一番多いプログラミング言語になっています。業界全体を通しても求人やフリーランスの案件数が多くなっているため、Javaを習得することで転職活動の幅が広がることが期待できます。

しかしながら、Javaは他のプログラミング言語に比べると学習コストが高い言語であるといわれているため、使いこなせるようになるためには相応の努力が必要になるでしょう。Javaの有名なフレームワークにはSpring Framework、Spring Boot、Play Frameworkなどがあります。

 

  1. C

初心者にとってハードルの高いプログラミング言語であるといわれていますが、習得することでコンピューター動作の仕組みなど、プログラミングの深い部分を身につけることができます。また、JavaやPHP、PythonなどはC言語から派生した言語になっているため、最初にC言語を覚えれば、他のプログラミング言語の学習が楽になることが予想されます。

これらの理由以外にも、C言語を扱えるエンジニアとして企業に評価される可能性もあるため、初めてのプログラミング言語にC言語を選択することもおすすめできます。

 

  1. JavaScript

JavaScriptは、Webブラウザとエディターがあれば開発することが可能です。そのため、他のプログラミング言語にあるような開発環境の構築が不要で学びやすくなっています。また、フロントエンドの必須スキルであるため案件数も多く、Stack Overflowの人気ランキングでも1位になっています。

基本的にはフロントエンド開発で利用する言語ですが、Node.jsという実行環境を用意する事でバックエンド開発でも利用できるようになります。フロントエンドとバックエンドの両方に対応ができるエンジニアは高収入になりやすいので、フロントエンドのスキルを身につけたあとに、バックエンドの学習を始めることもおすすめです。

 

  1. PHP

Webアプリケーションに特化したプログラミング言語で学習コストも低く、開発環境の構築も簡単なため初心者におすすめできます。また、Webサイトのバックエンド開発で世界で1番利用されており、PHPの求人も多くあることから、転職にもつなげやすいプログラミング言語であるといえます。PHPの有名なフレームワークにはLaravelやCakePHPなどがあります。

※参考:Historical yearly trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites

  1. どの言語から学べばいいか?

プログラミング言語を選ぶ基準を4つ紹介します。

  1. 案件数の多いものから

趣味でプログラミングを始める方以外は、最終的に仕事にするために学習することになりますので、案件数の多い、需要のあるものを選ぶと転職先が選びやすいでしょう。弊社R-Stoneの、プログラミング言語別の案件数上位5位は、Java407件、Go言語266件、JavaScript220件、Python203件、PHP199件となっています。

また、近年案件数が増加傾向にあるGo言語やPythonなど、需要のあるスキルは移り変わっていきますので、IT業界全体の流れを見ていくことも必要です。

 

  1. 習得難易度が低いものから

学習を始めてからなるべく早く転職をしたい場合や、まずは簡単なプログラミング言語から覚えようとする場合は習得難易度が低いものから学んでいきましょう。今回紹介したプログラミング言語のなかでは、PHP、Go言語、Python、HTML/CSS、JavaScriptは難易度が低い部類に入ります。

特にHTML/CSSは習得難易度が低く、JavaScriptの技術を覚える前からコーダーとして転職できる可能性もあります。また、プログラミング言語ではプログラマーという職業もありますので、職種について調べることもおすすめです。コーダーについては、以下の記事で転職方法を解説していますので、ぜひご確認ください。

※関連記事:Webコーダーへの転職方法とは?仕事内容やメリットも解説

 

  1. 興味のある分野から

自分が興味のある分野からプログラミング言語を選択することもよい方法です。ここまでお伝えしてきたように、システム開発ではWebアプリケーションやWebサイト、スマートフォンアプリ、基幹系システム、IoT、組み込み、AI、ゲームなどさまざまな分野があります。プログラミング言語によって開発できるものが異なっているため、興味のある分野に該当する言語を選択しましょう。

 

  1. 作りたいものに関連するものから

作りたいものがある場合は、関連するプログラミング言語を選ぶようにしましょう。また、作りたいものにもよりますが、開発しようとしているシステムがフロントエンドとバックエンドに分かれていることも多いので、ユーザーの目に見える部分を作りたいのか、見えない部分を作りたいのかも考える必要があります。

加えて、関連する職種にどのようなものがあるかを調べると、必要になるスキルやキャリアプランを知ることができるので、学習計画などが立てやすくなるでしょう。

 

  1. まとめ

プログラミング言語にはさまざまな種類があり、言語によって習得難易度や開発できるもの、関連する知識やスキルなどが異なっています。人により学習する言語はさまざまですが、まずはひとつの言語を習得し、段々とできることを増やしていくようにしましょう。

また、エンジニア業界では職種や専門用語も多くあり、弊社R-Stoneではそれらの情報をコラムとして配信しています。他の記事もぜひご確認ください。

https://www.rstone-jp.com/column/

 

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