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転職コラム

ゲームデザイナーに転職するには?仕事内容やスキル・未経験からの転職についてご紹介

任天堂が生み出したファミリーコンピュータの登場から、約40年。現在まで成長を続けるゲーム業界で、なくてはならない存在がゲームデザイナーです。

社会人になってからゲームデザイナーへの転職を考えている方は、他業界から転職ができるのかという点が気になるかと思います。また、残業時間や年収といった労働条件なども知りたいのではないでしょうか。

そこで今回は、ゲームデザイナーへの転職を考えている人に向けて、一般的な仕事内容や求められるスキル、平均年収などについて解説していきます。

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  1. ゲームデザイナーとは?

ゲームデザイナーとは、ゲーム全般の企画・構成をおこなう職業で、ゲームプランナーとも呼ばれます。

デザイナーという言葉から、ゲームのキャラクターや背景といったビジュアル面を担う仕事を誤解されている方もいるかもしれません。しかし、この場合のデザインというのはゲーム全般に関わるもの。実際にゲームのビジュアル面を支えるのは、グラフィックデザイナーやCGデザイナーと呼ばれる人たちです。

ゲームデザイナーの業務は多岐にわたります。ここでは一般的な仕事内容を見ていきましょう。

  1. 仕事内容

主に、ゲームプロデューサーやゲームディレクターの指示に基づき、ゲームのシナリオやルール、キャラクターや画面レイアウトなどを決めて、企画書や仕様書を作成していきます。

  1. ゲームの企画書作成

ゲームデザイナーは、ゲームプロデューサーやゲームディレクターの指示の下、ゲームの企画をおこないます。

作るゲームの方向性はもちろん、ゲームの世界観やストーリー、登場するキャラクターのイメージや発生するイベント内容など、作品の根幹をなす要素をまとめて企画書を作り上げていきます。

  1. ゲームの仕様書作成

ゲームデザイナーの企画が承認されたあとには、仕様書の作成に進みます。

仕様書とは、ゲームのシナリオやルールはもちろん、作品のマップや各エリアのデザイン、さらにキャラクターやアイテムをまとめたものです。操作方法やサウンドといった要素も仕様書に盛り込みます。

できた仕様書をもとに、CGデザイナーやプログラマー、サウンドクリエイターといったスタッフがゲームの開発・制作を進めていきます。

  1. ゲーム開発のサポート

仕様書の作成後には、いよいよゲームの開発がはじまります。CGデザイナーやプログラマーといったスタッフが制作をおこなうことで、徐々にプレイできるゲームができあがっていきます。

このフェーズでのゲームデザイナーの役目は、開発中に発生した問題、仕様書とのズレなどの解消です。指示を出して、ゲームを完成まで導きます。

  1. ゲームのテストプレイ

ゲームの開発が終わっても、ゲームデザイナーの仕事はまだまだ残っています。テストプレイをして、仕様書通りの作品に仕上がっているかをチェックする必要があるのです。

もし不具合や改善すべき点があれば、CGデザイナーやプログラマーに依頼して修正をさせます。

  1. ゲームの運用

スマホゲームやオンラインゲームをはじめ、昨今のゲームはリリース後も運用やアップデートといった作業が必要です。

この段階でゲームデザイナーに課せられる仕事は、ユーザーの数や評価、プレイ時間、課金額といったデータを分析して、ゲームの価値をより高めるといったものです。

  1. 平均年収

ゲームデザイナーは、ゲーム業界のなかでも比較的高い年収が期待できる職種です。R-Stoneに寄せられた求人情報では、3Dのゲームデザイナーの場合、予想平均年収は730万万円となっており、実力によって1000万以上の高年収を期待できる募集もあります(2022年6月現在)。

  1. 業界の求人傾向

即戦力となる人材が求められているケースが多く、独学であってもプログラミングの知識があり、ゲーム制作の経験者であれば転職しやすい傾向にあります。

ユーザーのニーズをつかむスキルも求められるので、マーケティングの経験がある場合も転職に有利に働くことでしょう。

また大手ゲーム会社であれば、未経験でもポテンシャルを評価して採用してくれる可能性もあります。まずは転職エージェントを利用し、コンサルタントと相談しながら自己分析をしてみましょう。

  1. 転職時にゲームデザイナーに求められるスキル

ゲームデザイナーを志す方にとって、ゲーム制作以外にどのようなスキルが求められるのか気になるかと思います。例えば、下記のようなスキルがあると転職活動がスムーズに進みやすいでしょう。

  1. マーケティングスキル

魅力的なゲームとは、ユーザーのニーズに応えたものだといえます。どのようなゲームが求められているのかを把握するためには、市場調査が欠かせません。

ゲームの流行をとらえることはもちろん、今後ヒットするであろう作品の傾向、競合他社の作るゲームの要素・機能を知っている必要があります。

さまざまなデータをもとに、ユーザーが気持ちよく課金できる仕組みを整えることも重要です。

  1. プレゼンテーションスキル

一般的な企業と同じく、ゲームデザイナーも新規の企画を通すためにはプレゼンテーションが求められます。そのため、優れた企画を考えるだけでなく、その企画の長所を上手にアピールする能力も必要です。

他社の作品に比べてどのような面白さがあるのか、いかにユーザーがこのゲームを求めているのかなど、独自性や企画を通すメリットを論理的かつ魅力的に伝える力はとても大切です。

  1. マネジメントスキル

ゲーム制作では、ゲームディレクターがリーダーとして制作スタッフを束ねて、監督となることが一般的です。しかし、プロジェクトの規模やゲーム会社など、環境によってはゲームデザイナーが指揮を振るうケースもあります。

全体のスケジュール管理や、スタッフのリソース管理、ゲームの品質管理など、ゲームの制作に関わるさまざまな要素をマネジメントするスキルがあると理想的です。

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  1. 未経験からゲームデザイナーに転職するために必要なスキルは?

ゲームデザイナーは、ゲームに関する深い知識を持ってさえいれば、学歴や特別な資格が必要とされる職業ではありません。しかし、未経験者が就職活動を有利に進めるのであれば下記のような方法もあります。

  1. 資格を取る

資格は、就職時に自分の能力を端的に伝える手段として役に立ちます。未経験であれば知識の土台づくりにも活かすことが可能です。

  1. GCクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CG-ARTS協会の主催する民間資格です。2種類の難易度があり、ベーシックはCGに関する基本的な知識を、エキスパートはより専門的な知識と応用力を求められます。

特にエキスパートは、実写撮影や映像編集といったことから知的財産権に関する分野も出題されます。資格獲得のための勉強をすることで、ゲームデザイナーとして必要な知識を得ることができます。

  1. Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

ビジネス能力や技能に関する認定試験をおこなうサーティファイが実施している検定です。Adobe社のグラフィックデザインソフト・Illustratorを使うスキルが問われます。

試験では決められたテーマや素材を用い、仕様にそったコンテンツを作ることが求められます。またスタンダードとエキスパートがあり、後者の場合、知識問題の出題もあります。

エキスパートに合格すれば、単なる制作能力だけでなくユーザーのニーズを汲み取るスキルを有していることも第三者に示すことが可能です。

  1. Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

こちらもサーティファイが実施している検定で、Adobe社の画像編集ソフト・Photoshopをいかに使いこなせるかが問われます。

スタンダードとエキスパートに分かれ、前者はPhotoshopの基本的な操作方法や、指示通りの作業を正確におこなえるかといった問題が出ます。

またエキスパートでは、クライアントの要望に応じたコンテンツの制作能力のほか、DTPやWebデザインへの基本知識に関する出題もあります。

  1. 専門学校に通う

ゲームの企画や制作を学ぶことができる専門学校はさまざまあります。専門学校では、実際に仕事をしているプログラマーやグラフィックデザイナーの講義を受けることができ、現場で役立つスキルを身に付けることが可能です。

効率よく知識を身につけ、すぐにでもゲーム制作の場で働きたいと考えている方にとって、専門学校は有力な選択肢といえるでしょう。

  1. ゲームデザイナーになるには

実際にゲームデザイナーになるためには、下記のような手段があります。

  1. 求人紹介を探す

他の職種と同じように、ゲームデザイナーも求人サイトを利用して募集している企業を探すことができます。

しかし、さまざまなジャンルの企業からの求人を集めているサイトの場合、細かな職種の指定が難しい傾向にあります。ゲーム業界に特化したサイトを利用してみましょう。

R-Stoneであればゲーム業界に絞った検索が可能です。

ゲームデザイナー(3D)の求人一覧│IT,WEB,ゲーム業界の転職支援サービス│R-Stone

ゲームデザイナー(2D)の求人一覧│IT,WEB,ゲーム業界の転職支援サービス│R-Stone

うまく活用して、ご自身とマッチする企業と出会ってもらえれば幸いです。

  1. 転職エージェントに登録する

企業と転職希望者をつなぐ、エージェントサイトに登録するという方法もあります。担当コンサルタントがヒアリングをしてくれるところもあるので、自力での転職活動に比べて希望に近い企業とマッチングしやすくなります。

登録が無料というエージェントサイトも珍しくないので、積極的に利用してみましょう。

  1. まとめ

ゲームデザイナーは、ゲームを制作するうえで不可欠な職種です。今後も発展を続けていく業界なので、求人数も期待できるでしょう。転職を有利に進めるには、転職エージェントへの相談がおすすめです。

R-Stoneはゲーム業界に強い転職エージェントです。ゲームデザイナーの紹介実績も豊富にあります。業界に詳しいコンサルタントが、あなたの転職活動を支えます。お気軽にご相談ください。

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