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転職コラム

Java資格の一覧とおすすめを解説!各資格の比較と勉強方法までご紹介

プログラミング言語を学んでいく方法として、網羅的に学習を進めることができ、スキルの証明にもなる資格取得を目指すことはとてもよい選択肢といえます。この記事では、Java資格に関する情報をまとめています。ぜひともご確認ください。

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  1. java資格の種類

Java関連の資格としておすすめできるものを紹介します。

  1. Oracle認定Javaプログラマ

Javaの開発元でもあるオラクル社の日本法人、日本オラクル社が主催しているベンダー資格です。Oracle認定Javaプログラマは難易度によって区分されていて、Bronze、Silver、Goldの順になっています。

開発元であるオラクル社の認定資格になっているため業界認知度も高く、Java Goldを獲得すればJavaで高いスキルを持っていることの証明になります。また、Bronzeはプログラミング未経験者でも勉強をすれば合格できる内容になっているため、これからJavaの学習を始めていく方にもおすすめの資格になっています。

※参考:Java SE 11 認定資格 – Oracle

  1. Javaプログラミング能力認定試験

株式会社サーティファイが主催し、サーティファイ情報処理能力認定委員会が認定している資格です。株式会社サーティファイでは、Java以外にもC言語やExcel、コミュニケーション検定などもおこなっています。

Javaプログラミング能力認定試験は3級〜1級があり、3級はJavaの概念であるオブジェクト指向の基礎や簡単なプログラミングの知識、2級はオブジェクト指向の一般的な知識や小規模プログラミングの知識、1級はオブジェクト指向に基づく分析・設計、プログラムの保守などの知識・スキルを持っていることを認定しています。

※参考:試験概要【Java™プログラミング能力認定試験】

  1. Android技術者認定試験

一般社団法人 IT職業能力支援機構 Android技術者認定試験制度委員会が主催する資格です。OSであるAndroidに関する内容が問われます。試験はアプリケーション技術者認定試験と、プラットフォーム技術者認定試験の二つがあり、どちらともベーシックとプロフェッショナルにレベル分けがされています。

Android技術者認定試験では、Javaに関する知識だけでなくAndroid開発に関する幅広い内容が問われるようになっています。そのため、あくまでJavaに関係のある資格となり、Androidでの開発をメインにおこなうエンジニア向けの資格です。

※参考:Android™技術者認定試験制度

  1. 基本情報技術者試験

経済産業省が所管している独立行政法人IPA(情報処理推進機構)認定の国家資格です。基本情報技術者試験は直接Javaに関連する資格ではありません。しかし、技術水準として『上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。』などと定められており、資格勉強を通してIT全般の知識を身につけることができるため、未経験者がプログラマーを目指すうえでおすすめできる資格になっています。

※参考:制度の概要:基本情報技術者試験

  1. Java資格試験の比較

各資格の難易度と受験料を比較してみました。確認しておきましょう。

  1. 難易度

それぞれの運営母体で資格試験をおこなっているため、一概に難易度別に順位づけをすることはできません。しかしながら今回は、資格の難易度を説明している情報がありましたので、そちらから引用したものをお伝えします。

資格名称

資格偏差値

Oracle認定Javaプログラマ Gold

63

Android技術者認定試験(アプリ・プラットフォーム)プロフェッショナル

59

Oracle認定Javaプログラマ Silver

58

Android技術者認定試験(アプリ・プラットフォーム)ベーシック

55

Javaプログラミング能力認定試験 1級

49

基本情報技術者試験

49

Oracle認定Javaプログラマ Bronze

47

Javaプログラミング能力認定試験 2級

44

Javaプログラミング能力認定試験 3級

38

※参考:IT(パソコン)資格難易度ランキング一覧|資格の取り方

他の情報から見ても、Java関連資格ではOracle認定JavaプログラマGoldが最難関の資格であるといえるでしょう。また、引用元サイトに記載があるように、こちらの情報はあくまで目安であり、変動する可能性がありますのでご注意ください。

  1. 受験料

各資格の受験料をお伝えします。

・Oracle認定Javaプログラマ

レベル

受験料

Bronze

16,500 円(税込)

Silver

32,340 円(税込)

Gold

32,340 円(税込)

・Javaプログラミング能力認定試験

レベル

受験料

3級

5,200円(税込)

2級

6,400円(税込)

1級

7,800円(税込)

・Android技術者認定試験

レベル

受験料

アプリ・プラットフォーム ベーシック

16500円(税込)

※プロフェッショナルについては公式サイトに記載なし(参考:アプリケーション技術者認定試験プラットホーム技術者認定試験

・基本情報技術者試験

 

受験料

基本情報技術者試験

7500円(税込)

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  1. おすすめのjava資格

 Bronzeの資格取得で最低限のJavaの知識を持っていることの証明になり、Silverからは国際的にも通用する資格である、Oracle認定Javaプログラマをおすすめします。

Java SE 11 認定資格についての概要が載っているOracleのページ画像

※参考:Java SE 11 認定資格 – Oracle

  1. Javaブロンズ(Bronze)

 Bronzeでは、Java言語のプログラムの流れやオブジェクト指向の概念、クラス定義やオブジェクトの使用など、Javaの基本的な内容が問われます。また、公式ホームページには『言語未経験者向けの入門資格で Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有することを評価することを目的としています。』と宣言されています。プログラム言語未経験者はここから勉強を始め、Silverの資格取得を目指しましょう。

※参考:Java SE Bronze (Available only in Japan) 試験番号: 1Z0-818

  1. Javaシルバー(Silver)

 Silverでは、Javaテクノロジと開発環境についての理解や簡単なJavaプログラムの作成、Javaの基本データ型と文字列の操作など、簡単な開発に関する知識が問われます。公式ホームページでは『上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格』と宣言されており、 Silverを取得することで実務でJavaを利用できることが証明できます。

また、 SilverとGoldは世界共通の資格になっているため、外資系企業や海外企業での就職活動でも、資格保有者としてアピールすることができるでしょう。

※参考:Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験 – Oracle

  1. Javaゴールド(Gold)

Goldでは、例外処理とアサーションや関数型インタフェースとラムダ式、並列処理など、より高度なJavaの知識が問われます。公式ホームページでは『設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格』と宣言しており、資格を取得すれば一人前のJavaエンジニアとしてのスキルを有している証明になります。

Java Goldを取得したあとは、他言語の学習やフレームワーク、ライブラリなどの知識を習得し、対応できる業務範囲が広がるよう、学習を続けることをおすすめします。

※参考:Java SE 11 Programmer II (1Z0-816-JPN) 試験 – Oracle

  1. java資格をとるメリット

資格を取ることによるメリットを3つ挙げてみました。モチベーションを維持しながら学習を進めていきましょう。

  1. 転職、就職で有利に働く

上述してきたとおり、資格を取得することで客観的なスキルの証明になり、就職や転職で有利になることが期待されます。たとえば、Javaプログラマーとしての勤務経験が5年あるAさんとBさんがいた場合、Java Goldを保有しているAさんと何の資格を持っていないBさんを比べると、Aさんのほうが網羅的、体系的にJavaに関する知識を持っていると推測することは難しくないでしょう。

Java Goldを取得しているからといって、一概にAさんのほうが優れているとは断定できません。しかしながら、資格取得によってスキルや知識のレベルを担保することは可能です。Javaプログラマーとして就職や転職をしようとしている方にとって、資格を取得をすることは更なるアピールにつながるでしょう。

また、未経験者がJavaプログラマーに転職、就職する際のポイントをまとめた記事もありますので、よければこちらも確認してみてください。

※関連リンク:Javaプログラマーの求人は未経験でも応募できる?仕事内容や転職のポイントについて

  1. 社内でできる仕事が増える

転職や就職と同じように、資格を取得することでスキルや知識の証明ができ、社内で任される仕事の幅が広がることもあるでしょう。さらに、社内の業務だけでは知識に偏りが出る可能性がありますので、資格勉強を通して網羅的な知識を身につければ、業務効率化などにも寄与するかもしれません。資格取得によるデメリットは勉強時間の捻出などしかありませんので、積極的に取り組んでいきましょう。

  1. 独立に有利に働く

資格取得でスキルを証明することは、独立をする際にも役立ちます。上述してきた内容と同じように、クライアントへのアピールにつながるからです。特に独立したての頃は実績が乏しい可能性もありますので、リスク回避のためにも資格取得をしておいたほうがよいでしょう。

  1. java資格の勉強方法

資格の勉強方法としては、王道である参考書の学習と資格講座での学習をおすすめします。

  1. 参考書で独学する

参考書での学習では、テキスト形式の参考書と問題集のふたつに大別できます。自身の知識量や学習計画によって購入するものを考え、勉強をしていきましょう。また、参考書のみの独学で受験をし、合格をした方の体験記などもインターネット上では多く見受けられます。書店での試し読みと合わせて、そのような情報も参考にしてみてください。

  1. 講座に登録する

資格講座を開いているスクールに登録することも有効な勉強方法といえます。なぜなら、スクールだと不明点に対する質問を受け付けているものも多く、学習効率の上昇が見込まれるからです。また、独学に比べると多くのお金がかかるため、支払った金額の元を取るために、学習意欲も上がりやすくなるでしょう。お金に余裕があり、効率的に学習をしたい方は資格講座に登録する方法もおすすめします。

  1. まとめ

日頃の生活や仕事をこなすなかで、資格勉強をすることが負担になる場合もあるでしょう。しかしながら、資格勉強を通して知識を身につけること、資格を取得してスキルを証明することによるメリットは大きく、自身のキャリアプランを実現するためにも役立つものであるといえるでしょう。

Javaプログラマーとしてのスキルを証明するためには、最終的にはJava Goldの資格取得を目指して学習することをおすすめします。この記事が少しでもお役立てになれば幸いです。