IT,WEB,ゲーム業界の転職に強い転職コラム

エンジニアの転職回数は採用に影響する?実は強みにもなる!?

エンジニアの転職回数は採用に影響?実は・・・?

現在、ITエンジニアの転職が活発化しています。転職理由はスキルアップ、キャリアアップといったプラスの理由のほか、人間関係のトラブル、給料・待遇への不満といったマイナスの理由まで様々ですが、転職を繰り返しているエンジニアは転職回数の多さがマイナス材料となり、企業に良くない印象を与えてしまうこともあるようです。

今回の記事では、転職回数が多いことで企業側がどういったイメージを持つのか? また、転職回数の多さを強みに変えるにはどうしたらいいか? といった点について詳しく解説していきます。

近年のエンジニア平均転職回数(年齢別)

ITテクノロジーの普及により、エンジニアの需要は大幅に拡大しています。それに合わせて、「もっと高い収入で働きたい」「キャリアアップを目指したい」というエンジニアも増えており、現状よりもさらに待遇の良い職場を求めて転職を重ねるエンジニアも増加しています。

実際に、IT業界で働くエンジニアの転職回数はどのくらいが平均的なのでしょうか? 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が発行している「IT人材白書2017」では、以下のようなデータが紹介されています。

・IT企業のIT技術者の転職回数(年代別)

IT企業のIT技術者(エンジニア)の転職回数は、全体で見ると「今まで一度も転職したことはない」人が51.7%で、「転職回数1回」の人が21.6%、「転職回数2回」の人が14.1%、「転職回数3回以上」の人が12.6%という結果になっています。年代別に見ると以下のとおりです。

20代 30代 40代 50代
今まで一度も転職したことはない 76.1% 45.4% 41.9% 44.4%
転職回数1回 18.8% 23.9% 18.3% 23.5%
転職回数2回 2.0% 17.9% 18.3% 17.3%
転職回数3回以上 4.0% 12.8% 21.5% 14.8%

20代は転職回数が少ないものの、30代になると半数以上のエンジニアが転職を経験していることが分かります。基本的に年代が低いほど転職回数が少なく、年代が高いほど転職回数が多くなりますが、50代よりも40代のほうが転職回数が多いのは注目すべきポイントです。これは、世代的に50代の人はまだ終身雇用の風潮が残っており、定年を迎えるまで同じ会社で働き続けるという考えを持った人が多いからかもしれません。

・IT企業のIT技術者の転職に対する考え方(年代別)

IT企業のIT技術者(エンジニア)の転職に対する考え方は、全体で見ると「より良い条件の仕事を求めて、積極的に転職したい」という人が18.7%、「より良い条件の仕事が見つかれば、転職を考えてもよい」という人が46.2%、「できる限り転職したくない(必要があればやむを得ない)」という人が24.6%、「転職はしたくない(絶対したくない)」という人が10.6%という結果になっています。年代別に見ると以下のとおりです。

20代 30代 40代 50代
より良い条件の仕事を求めて、積極的に転職したい 27.4% 18.3% 17.2% 8.6%
より良い条件の仕事が見つかれば、転職を考えてもよい 48.7% 48.6% 40.9% 27.2%
できる限り転職したくない(必要があればやむを得ない) 18.8% 24.8% 29.0% 27.2%
転職はしたくない(絶対したくない) 5.1% 8.3% 12.9% 22.2%

年代が低いほど「より良い条件の仕事を求めて、積極的に転職したい」人の割合が多く、年代が高いほど「転職はしたくない(絶対したくない)」人の割合が多くなることが分かります。

・ユーザー企業のIT技術者の転職回数(年代別)

ユーザー企業のIT技術者(エンジニア)の転職回数は、全体で見ると「今まで一度も転職したことはない」人が45.4%で、「転職回数1回」の人が30.6%、「転職回数2回」の人が13.1%、「転職回数3回以上」の人が10.9%という結果になっています。年代別に見ると以下のとおりです。

20代 30代 40代 50代
今まで一度も転職したことはない 54.7% 41.5% 33.7% 49.5%
転職回数1回 35.3% 33.2% 25.0% 23.8%
転職回数2回 6.0% 14.5% 25.0% 10.5%
転職回数3回以上 4.0% 10.9% 16.3% 16.2%

・ユーザー企業のIT技術者の転職に対する考え方(年代別)

ユーザー企業のIT技術者(エンジニア)の転職に対する考え方は、全体で見ると「より良い条件の仕事を求めて、積極的に転職したい」という人が20.6%、「より良い条件の仕事が見つかれば、転職を考えてもよい」という人が43.1%、「できる限り転職したくない(必要があればやむを得ない)」という人が22.8%、「転職はしたくない(絶対したくない)」という人が13.5%という結果になっています。年代別に見ると以下のとおりです。

20代 30代 40代 50代
より良い条件の仕事を求めて、積極的に転職したい 24.7% 20.7% 23.9% 11.4%
より良い条件の仕事が見つかれば、転職を考えてもよい 50.7% 43.5% 44.6% 30.5%
できる限り転職したくない(必要があればやむを得ない) 14.7% 23.8% 18.5% 36.2%
転職はしたくない(絶対したくない) 10.0% 11.9% 13.0% 21.9%

※参考:IT人材白書2017|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

エンジニアの転職回数が多いことで企業に与えるイメージ

近年のエンジニア平均転職回数
キャリアアップを求めて転職を考えるエンジニアは増えていますが、過去の転職回数が多い場合、選考で不利になってしまうケースがあります。理由として考えられるのは、主に以下の3つです。

・またすぐに転職しそう

どんな企業でも、採用したエンジニアには「できるだけ長く働いてほしい」と思っています。しかし、転職回数が多い人は「この人は採用しても、またすぐに転職してしまいそうだ」というイメージを持たれ、選考で不利になってしまうケースがあります。

・転職回数のわりにキャリアアップしていない

キャリアアップや新しいチャレンジを目指して転職を繰り返しているエンジニアであれば、企業側も「この人は成長意欲があるな」と良い印象を持ちます。しかし、転職回数が多いわりにスキルがほとんど変わっていないエンジニアや、同じような会社ばかりに転職しているエンジニアは「この人は転職回数のわりにキャリアアップしていない」といったマイナスイメージを持たれがちです。

・人間性に問題があるのかもしれない

転職回数が多いエンジニアは、「もしかして人間性に問題があるのでは・・・」と疑念を持たれてしまうことがあります。「社内でトラブルを起こして転職を繰り返しているのではないか?」「上司や同僚とうまくコミュニケーションができないのではないか?」「自分の都合だけを考えて働いているのではないか?」といったネガティブな印象を持たれてしまうこともあるようです。

特に、短期間のうちに何度も転職を繰り返しているエンジニアは良い印象を持たれません。企業が不安視するのは、「転職回数が多いこと」よりも「短期間で転職していること」です。短期間での転職を繰り返している人は、「社会適性が欠如しているのではないか?」「人間性に致命的な問題を抱えているのではないか?」「忍耐力や継続力がないのではないか?」というように、スキルや実力以前に人間性に問題があると判断されてしまいます。なお、一般的に「短期間での転職」と言えば、数ヶ月から1年程度での転職のことを言います。

転職理由はできるだけポジティブに!

転職理由はできるだけポジティブに!
たとえ転職回数が多くても、ポジティブな理由で転職を繰り返しているエンジニアであれば、それほどマイナスな印象を持たれることはありません。面接では、できるだけポジティブな転職理由を答えるようにしましょう。

具体的には、「こういうキャリアパスを描いていて、キャリアアップのために転職している」「新しいチャレンジを通して自分を成長させるために転職している」「常に先進的な開発現場に身を置いて、エンジニアとしての力を試したい」といった理由です。「キャリアアップ」「チャレンジ」「成長」といった要素は、できるだけ取り入れたいところです。

・ネガティブな転職理由はNG

エンジニアのなかには、転職回数の多さを会社や職場環境のせいにする人がいますが、そうするとさらに印象が悪くなってしまいます。「残業が多い」「有給が取れない」「給料が安い」といった転職理由が本音だったとしても、それをそのまま伝えると「自分の考えが甘かっただけでは?」「単純にわがままなのでは?」と捉えられてしまいます。面接でネガティブな転職理由を口にすると、印象ダウンは避けられません。

転職回数が多いことによるマイナスイメージを払拭するには?

転職回数の多いエンジニアが転職を成功させるためには、転職回数が多いことによるマイナスイメージを払拭することが大切です。面接で話す内容によっては、転職理由が多いことをあなたのアドバンテージとして捉えてもらうこともできます。

転職回数が多いことによるマイナスイメージを払拭する方法や、転職回数が多いことを強みとして捉えてもらう方法をご紹介しましょう。

・キャリアプランを明確に示す

転職回数が多いエンジニアは、どうしても「キャリアプランが明確になっていないから、転職を繰り返しているのでは?」と思われがちです。このようなイメージを払拭するためには、キャリアプランを明確に示すしかありません。「この会社でこのスキルを磨いて、何年後にはこういうふうにキャリアアップしていたい」といった具体的なキャリアプランを示すことが重要です。

自分がどのようにキャリアアップしていくべきかが見えていないのであれば、転職の準備段階として自己分析をおこない、明確なキャリアプランを立ててから転職先を探すのがいいでしょう。

・協調性やコミュニケーション能力をアピールする

転職回数が多い人は、「周囲の人間とうまくやっていけないのでは?」という疑念を持たれがちです。このようなイメージを払拭するためには、協調性やコミュニケーション能力をアピールすることが重要です。

協調性やコミュニケーション能力をアピールするには、面接での受け答えや、話すエピソードが重要になってきます。「この人なら、上司や同僚と良い人間関係を築けるだろう」と思ってもらえれば、採用される可能性は高くなるでしょう。

・転職を重ねることでキャリアアップしてきた

エンジニアとして豊富な経験を積み、様々なスキルを習得するためには「転職が欠かせなかった」ということをアピールできれば、転職回数そのものが強みになるでしょう。このときに重要になるのは、自身が転職によってキャリアアップしたことの裏付けができるかどうかです。

「転職するたびに新しい開発現場で実績を重ねてきたからキャリアアップできた」「いろいろなプログラミング言語を取得してきたからキャリアアップできた」など、これまでの転職経験がキャリアアップにつながっていることを明らかできれば、転職回数そのものが大きな強みになるはずです。

・転職を重ねることでコミュニケーション能力が鍛えられた

エンジニアの仕事は、技術力だけでなくコミュニケーション能力の高さも問われます。どれほど高度な技術を持った人でも、コミュニケーション能力に問題があれば企業側も積極的に採用したいとは思いません。

「様々なタイプの同僚・上司と仕事をすることで、コミュニケーション能力が向上した」「どんな人とでも円滑に意思疎通ができるようになった」など、転職を重ねたことでコミュニケーション能力が向上したことをアピールできれば、企業側も良い印象を抱いてくれるでしょう。

・転職を重ねることで様々プロジェクトに対応できる力が付いた

IT業界は、常にプロジェクト単位で仕事が発生します。当然、プロジェクトによってその内容が異なるわけで、どんなプロジェクトにも適応できるエンジニアほど重宝される傾向にあります。

転職回数が多いということは、それだけ様々な開発プロジェクトを経験しているということになります。豊富な転職経験によって「あらゆるプロジェクトにコミットできる対応力が付いた」ということをアピールできれば、転職回数の多さが逆にアドバンテージになる可能性もあります。

エンジニアの転職回数は採用に影響?実は・・・?の【まとめ】

本来、転職回数が多い人はマイナスイメージを持たれがちですが、面接で話す内容によってはそのイメージを払拭できます。転職が多いエンジニアでも、転職のたびにスキルアップ、キャリアアップをしてきたのであれば、転職回数の多さはアピール材料になります。転職回数が多いことを悲観するのではなく、面接対策に力を入れるようにしましょう。

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