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転職コラム

転職する時の面接対策(ゲーム業界編)

転職する時の面接対策(ゲーム業界編)

転職活動では、どれだけ書類上のスペックが優れていても、面接で然るべき対応ができなければ選考を通過することはできません。ゲーム業界はそれほど堅苦しい業界ではなく、カジュアルな組織文化を持った企業もたくさんありますが、だからと言って、面接の際に社会人としての基本マナーができていなかったり、的外れの回答をしたりすればマイナスの評価になってしまいます。今回は、ゲーム業界に転職する際の面接対策やオンライン面接での注意点などについて解説していきます。

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ゲーム業界における面接対策の基本

ゲーム業界における面接対策の基本
ゲーム業界の転職面接対策における基本的なポイントについて見ていきましょう。

・ゲーム業界の面接対策01:自己紹介

ゲーム業界の転職面接対策として「魅力的な自己紹介をすること」は重要です。面接の冒頭では必ず「あなたについて教えてください」というように、自己紹介を求められます。ここで、何の工夫もない答え方をすると面接官に良い印象を与えることができません。

自己紹介で重要なのは、自分の特徴が伝わるように経歴を話すことです。面接官は自己紹介の内容から、あなたが「どういう強みやスキルを持っているのか?」「前職でどういう仕事を経験してきたのか?」といったことを把握しようとしています。そのため、ゲームデザイナー、ゲームプログラマー、ゲームプランナー、ゲームディレクターなど、自分が得意とする分野や前職で担当していた役割についてまとめ、その情報をうまく伝えられるようにしておきましょう。多くの情報を盛り込んだ自己紹介をする人もいますが、それよりは自分の特徴をできるだけ絞って、それを強調するように回答したほうが印象が際立ちます。

・ゲーム業界の面接対策02:得意分野・スキル

自己紹介の流れで、得意分野やスキルについて聞かれるケースは少なくありません。そのときにしっかり準備しておかないと、自分の特性やアピールポイントを伝えられなくなってしまいます。

たとえば、ゲームサイトのWebデザイナーであれば、どういうサイト作りを得意としているか、ブランディングやCSRなどの領域にも対応できるかなど、自分ができることを明確に語れるようにしておくべきです。広告系の仕事であれば、キャンペーンやバナー制作における強み、アドテクや映像分野への対応力、使用できるソフトなど、アピール材料やスキルをまとめておくといいでしょう。

ゲーム業界が初めての方も、これまでのキャリアや身に付けたスキルを魅力的に伝えることは重要です。面接官に「前職での経験やこれまでに学んだことがゲーム業界でも生かせそうだ」と感じてもらえれば、選考に通過する可能性も高くなります。

・ゲーム業界の面接対策03:社会人としてのマナー

ゲーム業界の転職面接では、「なぜ、前職を辞めた(辞める)のですか?」と聞かれるケースが多々ありますが、その際に会社の悪口を言ってしまうと、面接官にマイナスのイメージを与えてしまいます。というのも、転職面接の場で会社の悪口を口にする人は、「自社についても悪口を言いかねない」と思われてしまうからです。辞めた理由(辞める理由)を聞かれたときは、会社にどれだけ不満があったとしても会社の悪口は言わず、「◯◯のスキルを磨きたいから」「新しい環境で力を試したいから」など、自分の内面にフォーカスした内容を答えるようにしましょう。

また、社会人の基本的なマナーとして転職面接で馴れ馴れしい態度をとるのは厳禁です。ゲーム業界はそれほど堅苦しい業界ではなく、カジュアルな組織文化を持った企業もたくさんありますが、だからと言って距離感を詰めすぎると相手を不快な思いをさせてしまいます。そうなったら、どれだけスペックが高い人でも選考を通過することはできません。謙虚かつ誠実な姿勢で面接に臨むのは、社会人としての基本です。

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ゲーム業界もオンライン面接が一般的に!

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、企業の採用活動において「オンライン面接」が一般的になっています。

エン・ジャパンがおこなったアンケート調査では、すでに43%もの企業がオンライン面接を導入して採用活動を進めていることが分かりました。また、オンライン面接をおこなっている企業の7割が、オンライン面接に満足していると答えています。その理由としては、新型コロナウイルス感染防止だけでなく、「遠方からの応募者に対応ができる」という声も目立ちました。今後のオンライン面接の方針についての質問では、約3割の企業が「導入しており、今後も積極的に推進する」と回答しており、約2割の企業が「これから導入を検討する」と回答しています。
※参考:454社に聞く!「オンライン面接」実態調査 ―『人事のミカタ』アンケート | エン・ジャパン

ゲーム業界はITツールとの親和性が高いため、オンライン面接を導入する企業も多く、今後はさらに増えていくことが予想されています。オンライン面接では、リアルの面接とは違った対策が必要になります。以下の6つのポイントを意識してオンライン面接に臨みましょう。

・ゲーム業界のオンライン面接対策01:ネット環境

オンライン面接でよくあるトラブルの一つが、映像や音声が途切れる不具合です。実際にオンライン面接の担当者からも、「音声が聞き取りにくいときがある」といった課題がよく聞かれます。

このようなトラブルを避けるには、事前にネット環境を整えておくことが重要です。一般的に、オンライン面接で安定した通信ができる回線速度は10~30Mbpsと言われます。そのため、自宅の回線速度が10~30Mbpsに至らない場合は、回線プランの変更や有線LANへの切り替えを検討しましょう。スマホのテザリングやポケットWi-Fiを使ってオンライン面接に臨む人もいますが、通信が不安定になるリスクが高いので避けたほうが良いでしょう。

・ゲーム業界のオンライン面接対策02:接続トラブル時の対応方法

オンライン面接では、うまく接続できなかったり、通信が途切れてしまったりする可能性があります。すぐに安定した接続ができれば問題はありませんが、外的要因などで復旧できないケースも想定できます。

このような事態に備えて、あらかじめ接続トラブル時の対応方法を確認しておくことが重要です。通信が途切れて回復できない場合、どのような手段でやり取りするのかを確認し、連絡先を交換しておくようにしましょう。

・ゲーム業界のオンライン面接対策03:受け答え

オンライン面接のデメリットの一つが、雰囲気や表情をつかみにくいことだと言われます。画面越しのコミュニケーションはリアルに対面しているときに比べると、どうしても伝わる情報量が少なくなります。そのため、「(相手に)伝わっているのか分からない」「(相手が)聞いているのか不安になる」といった意見も聞かれます。

そのため、オンライン面接ではリアルな面接のときより、分かりやすい受け答えを心がけましょう。具体的には、うなずいたり相づちを入れたり、表情を変化させたりして少し大きめのリアクションをとるようにします。また、話し手と聞き手がスムーズに入れ替われるよう、「以上です」と言って話し終えることも大切です。

・ゲーム業界のオンライン面接対策04:目線

オンライン面接では、カメラではなく画面に映る相手の顔を見て話すため、基本的に相手と目が合うことがありません。それ自体は仕方のないことですが、印象を良くするためには折を見てカメラに目線をやり、相手と目を合わせる配慮も大切です。

常に視線が外れていると、面接官に「カンペを見ながら話しているのではないか」と思われてしまう可能性があります。そう思われないためにも、適宜カメラを意識しながら話しましょう。

・ゲーム業界のオンライン面接対策05:見た目の印象

リアルの面接と同様にオンライン面接でも見た目の印象は重要であり、特に注意を払いたいのが「顔の明るさ」です。壁際にデスクやPCを置いている方は多いと思いますが、壁に正対して話す格好になるとどうしても顔が暗くなってしまい、印象が良くありません。そのため、オンライン面接に臨む際はデスクの配置を変えるなどして、顔が明るく見えるレイアウトに変えておきましょう。それが難しい場合は、PCライトやデスクライトを使うのもおすすめです。

また、オンライン面接だからと言って髪型や服装に手を抜いてはいけません。オンライン面接は自宅にいることもあり気が緩みやすくなりますが、リアルの面接に行くのと同じように緊張感を持ち、きちんと身だしなみを整えて臨みましょう。

・ゲーム業界のオンライン面接対策06:質問事項などのメモ

オンライン面接は、いわゆる「カンペ」を用意して面接に臨んでも問題はありません。ですが、上述のとおり、カンペを見ながら話していることが相手に伝わると印象が悪くなってしまいます。カンペを見なくても自然な受け答えができるのが理想であり、必ず伝えたいことや必ず聞きたい質問事項だけをメモして手元に用意しておくのが良いでしょう。メモを見るときもデスクに視線を落とすのではなく、カメラの近くに配置しておけば自然な目線で確認できます。

ゲーム業界の面接でよく聞かれる「好きなもの」にどう答える?

ゲーム業界の面接でよく聞かれる「好きなもの」にどう答える?
ゲーム業界の転職面接では、「好きなもの」を聞かれるケースが多々あります。面接対策として、好きなものを魅力的に伝える準備をしておきましょう。

・ゲーム業界の面接質問01:好きなゲームは?

ゲーム業界の転職面接では必ず聞かれる定番の質問です。この質問に対して、応募企業がリリースしている作品をピックアップする人もいますが、逆にあざとく聞こえてしまうことがあります。応募企業に気をつかって答えても、中途半端な知識しかなければすぐに見破られてしまいます。応募企業のゲームにこだわることなく、本当に好きな作品をピックアップすることが大切です。これまでプレイしてきたゲームを振り返ってみて、ナンバーワンだと思える作品を魅力的に語ったほうが印象も良くなるはずです。

また、「好きなゲーム」の質問から発展して、「ビジネス視点でどう思うか?」を聞かれることもあります。その場合は、課金やマネタイズ、プロモーションの方法などについて「こうしたほうが良さそう」「こういった部分は他のゲームも参考にすべき」といった内容を根拠立てて語れると、面接官に好印象を与えることができるでしょう。

・ゲーム業界の面接質問02:好きな映画・音楽・本は?

ゲーム業界の転職面接では、応募者の趣味や志向性を深く知るために、好きな映画や音楽、本などについて質問されることもあります。このような質問に対しても明確な回答ができるよう、いくつかのタイトルをピックアップしておきましょう。好きなゲームの質問と同様に、ウケの良さを意識する必要はなく、本心から自分が好きな作品を選ぶことが大切です。

単にタイトルを答えるだけでなく、「なぜその作品が好きなのか?」「どこに魅力を感じるのか?」「その作品にまつわるエピソード」なども含めて、スムーズに答えられるように準備しておきましょう。

・ゲーム業界の面接質問03:どんな世界観が好き?

ゲーム業界では、その人が好む世界観が重要なファクターになります。ファンタジーやホラー、冒険もの、格闘アクション、パズル系など様々なゲームがありますが、あなたがどんな世界観を好み、どんな世界観を表現したいのかという点は面接官も気になるポイントです。自分の志向性を伝えられるよう、好きな世界観について語れる準備をしておきましょう。

世界観と言っても漠然としているので、特定のゲームタイトルや、映画、アニメ、イラスト、小説などを交えながら説明するのが効果的です。

ポートフォリオは制作の目的・背景を語れるように

ゲーム業界の転職面接では、ポートフォリオの提示が求められるケースが少なくありません。ポートフォリオを使って、自分がこれまでどんな作品を作ってきたのか、どんな開発に携わってきたのかをアピールすることが、面接成功の大きなカギになります。

作家系やアート系、イラスト系、キャラクターデザイン系などであれば、手がけた作品をまとめて紹介できるように準備しておきます。基本的には、印刷したものやスクリーンショットをスナップとしてまとめますが、PCやスマホでも紹介できるように準備しておくのが良いでしょう。ゲーム開発やWeb制作に関する実績は、動作を実際に確認できるようPCやスマホにまとめておきます。

ポートフォリオを紹介するうえで重要なのは、作品の制作意図や制作背景を明確に伝えることです。面接官は応募者のクリエイティブな能力だけでなく、考え方や価値観、ビジネス能力など様々な資質を知りたいと思っています。そのため、「なぜこの作品を作ったのか?」「なぜこのような作り方になったのか?」「このプロジェクトの目的やターゲットは?」など、突っ込んだ質問をしてくることもあります。このような質問に対して明確な回答ができれば、高い評価を得ることができるでしょう。

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転職面接前に押さえておきたいゲーム業界のトレンド

ゲーム業界の転職面接のなかでは、ゲーム業界のトレンドに話が及ぶこともあるでしょう。その際に、ある程度はトレンドを把握していて、そのトレンドについて自分の意見を述べられる人のほうが印象は良くなるはずです。経済産業省の解説レポートを参考に、ゲーム業界のトレンドをご紹介していきます。

コロナ禍の巣ごもり需要でゲームソフトの売上が上昇

2020年に世界的に大流行した新型コロナウイルスの影響で、私たちは新しい生活様式への対応を余儀なくされましたが、この生活様式の変化がプラスに働き、売上を伸ばしたのがゲームソフト産業でした。

2020年4月の緊急事態宣言が出された時期に、Nintendo Switchのソフト「あつまれ どうぶつの森」が爆発的にヒットしたのは記憶に新しいところです。任天堂株式会社が公表しているNintendo Switchソフトの販売本数を見ると、感染症の影響が大きかった2020年4月~2021年3月における販売本数は「あつまれ どうぶつの森」が2,085万本と断トツで多くなっています。

デバイスは据え置き型から携帯型、そしてスマホへ

様々なゲーム機が全世界で販売されていますが、販売台数がもっとも多いゲーム機は、携帯型ゲーム機である「ニンテンドーDS」となっています。国内においても、家庭用ゲーム機の保有率のトップは携帯型ゲーム機であるという調査結果があります。

近年、携帯型ゲーム機が急速に普及しているのは、ゲームの楽しみ方が、家庭でじっくり楽しむよりも、電車での移動時間や待ち時間といった合間の時間を使って楽しむスタイルに変化しているのが大きな要因だと考えられます。

このような、ゲームの楽しみ方の変化は、ゲームソフト市場の構造にも大きな変化をもたらしています。これまでのゲームソフトは専用ゲーム機でプレイするものが中心でしたが、現在は、スマートフォンを始めとしたスマートデバイス用のゲームアプリが大幅に伸びており、その市場規模は専用ゲーム機向けのゲームソフト市場の8倍以上に上ります。

いかに海外で売れるゲームを生み出せるか

世界的に見てもスマートデバイス用ゲームアプリの市場規模は拡大しており、2015年は日本が最大の市場でしたが、2019年になると1位が中国、2位がアメリカ、3位が日本と、日本以外の市場が拡大していることが分かります。

上述した「あつまれ どうぶつの森」も国内よりも海外での売上本数が多く、世界的な人気を博しました。「あつまれ どうぶつの森」に限らず、売上本数の高いソフトは国内販売数よりも海外販売数のほうが多くなっています。

スマホゲームアプリにしても、パッケージゲームソフトにしても、今後のゲーム業界は「海外で売れるゲームをいかに生み出していけるか」が焦点になってくるはずです。

※参考:活況を呈する国内ゲームソフト産業;ゲームソフト産業の今後の見通しは?|その他の研究・分析レポート|経済産業省

転職する時の面接対策(ゲーム業界編)の【まとめ】

ゲーム業界に限らず、転職面接の場は自分自身をプレゼンテーションして自分を売り込むための場です。販売者が自信を持っていない商品が売れないのと同じように、応募者が自分に自信を持っていなければ面接でも採用されることはありません。面接に臨む際は、実績やスキル、情熱を示せるものを用意し、自信を持ってプレゼンテーションをして、自分という「価値」をしっかりアピールしていきましょう。

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