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転職コラム

若くて転職は不利? 第二新卒を意識する企業が増えています

第二新卒とは、学校を卒業して新卒入社をしたものの比較的短期間で転職する人のことを言います。一般的に、1~3年程度で最初の職場を辞めて転職する人を指すことが多いようです。かつては、短期間での転職はマイナスイメージがありましたが、昨今は転職が当たり前の選択肢になっており、伸びしろのある若手として第二新卒を歓迎する企業も増えています。

今回は、第二新卒のメリット・デメリットや、第二新卒で転職する際の注意点などについて解説していきます。

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新卒入社後、短期間で転職する人が増えている!?

入社して日が浅いにもかかわらず、仕事内容や職場に対して違和感を抱く人は少なくありません。大手転職サービス会社のアンケートによると、新卒内定者の満足度は6割強だったそうですが、いざ入社すると不安や不満を感じる人も。「新卒で今の会社に入ったが、自分のやりたいこととのギャップを感じた」「今後のことを考えると、今転職するのがベストだと思えてきた」「社会人歴が1年しかないけど、他の会社に転職したい」など、比較的短期間で転職を考える人は少なくないようです。

第二新卒の基礎知識

転職サイトや転職情報誌を見ると、募集条件に「第二新卒」と書かれているケースがあります。「既卒」は学校を卒業したが就職していない人を指し、「キャリア・経験者」は社会人経験、またその業界・職種に従事したことがある人を指しますが、「第二新卒」は具体的にどのような人のことを言うのでしょうか。

第二新卒とは一般的に、学校を卒業し、数年間仕事に従事した後、転職する若い求職者のことを言います。就職後、およそ1~3年程度で転職する人を第二新卒と考えている企業が多いようです。厚生労働省の統計によると、大卒で就職した人の約30%が3年以内に退職するというデータもあります。

企業は第二新卒に注目している!

企業にとって、第二新卒を採用することでどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

第二新卒を採用するメリット

・社会人としての最低限の教育を受けているので、ひと通りのビジネスマナーが身に付いている。

・社会人として基本的な教育・研修を受けているので、新卒者に比べ教育コストがかからない。

・即戦力となる人材が獲得できる可能性がある。

・新卒者に比べ、入社までの期間が短い。

・キャリア採用の対象者に比べると、考えが柔軟で、適応力が高い。

・キャリア採用の対象者に比べると、他の会社に染まっていないため、社風や制度に馴染みやすい。

・キャリア採用の対象者に比べると、伸びしろがあり、将来的な成長が見込める。

第二新卒を採用するデメリット

・採用しても、また短期間で辞めてしまうのではないかという不安がある。

・キャリア採用の対象者に比べると、知識・スキルが不足している。

Web業界における第二新卒の採用事情

Web業界においても、第二新卒を積極的に採用する動きが見られます。これは、Web業界に参入する企業が増え、慢性的に人材が不足しているという背景もあります。第二新卒としてWeb業界に転職する場合、以下のようなメリット、デメリットが考えられます。

第二新卒がWeb業界に転職するメリット

・前職もWeb業界で、多少なりともスキル・経験がある人は、前職よりも良い条件で転職できる可能性がある。

・Web業界が未経験でも、Webに対する関心やスキルアップの姿勢を伝えることができれば、ポテンシャル採用されるチャンスがある。

・テレワーク・リモートワークやフレックスタイム制度など、多様な働き方ができる企業が多い。

・他業界に比べ求人数が多い。

第二新卒がWeb業界に転職するデメリット

・自分の能力と会社の要求するレベルが合致しないケースがある。

・若手のうちは雑用も少なくない。

・業務がハードで、残業や休日出勤が多い職場もある。

第二新卒で転職する際の注意点

第二新卒を採用する企業は増えていますが、企業側からして最大の懸念になるのが「また短期間で辞めてしまうのではないか」という点です。

第二新卒は新卒入社した会社を1~3年以内に辞めているわけなので、「責任感が薄いのではないか」「困難に直面するとすぐに逃げてしまうのではないか」「そもそもキャリアプランが描けていないのではないか」と思われても仕方がありません。

逆に考えると、第二新卒として転職する際に大切なのは、上述したような企業側の懸念点を払拭することです。面接において、転職理由や志望動機、キャリアプランなどを明確に語ることができ、その内容が信頼に足りるものであれば採用される可能性は高まるでしょう。

あらためて自己分析をしたうえで面接へ

新卒の就職活動の際に自己分析をした方は多いと思いますが、転職のタイミングであらためて自己分析をしてみましょう。一度、社会に出て働いたことで、以前とは違った自分の一面に気付けることもあるはずです。自分の強み・弱みを認識し直したうえで、面接では強みをしっかりアピールし、弱みをいかにして改善していくかを伝えましょう。

転職理由はポジティブに

前職を辞めた理由が人間関係の問題だったり、残業が多いことだったりしても、このようなネガティブな理由は伝えるべきではありません。転職理由はポジティブな内容にすべきであり、そのためには「◯年後にこうなるため」「将来◯◯の仕事をしたいから」というように、自分のキャリアプランと関連付けて話すのがおすすめです。

若くて転職は不利?第二新卒を意識する企業が増えていますの【まとめ】

第二新卒での転職はメリット・デメリットがありますが、いずれにしても新たなチャンスだと捉えて前向きに行動すべきです。たとえ短期間でも社会人経験・業界経験を積んだことで、新卒のときには応募できなかった企業に挑戦できる可能性もあります。転職エージェントの力も借りながら、ぜひ第二新卒での転職を成功させましょう。

 

この記事を監修したコンサルタント

武田 直樹 Naoki Takeda

大学卒業後、生活関連品の総合商社へ入社し、酒・食料品の法人営業に従事しました。ただ物を売るのではなく、自分の介在価値をより感じたいと考え、アールストーンに入社。

私自身、転職エージェントを利用して転職活動を行いました。転職活動がうまくいかずに辛い時期もありましたが、担当者の方と不安や悩みを共有することで前へ進めました。 新たなキャリアを見つける為のお手伝いを全力でサポート致します!