PythonでVSCodeを使ってみよう!設定から実行まで徹底解説

Visual Studio Code(VS Code)は、Microsoftが開発した無料の汎用コードエディタです。
プログラミング言語を問わず利用でき、豊富な拡張機能が支持されています。
Pythonコードの自動補完やデバッグ、仮想環境、Git連携など便利な機能も備えています。
Contents
Python環境にVS Codeを設定する方法
PythonそのものとVS Codeはいずれも無料です。
Python開発環境の設定方法をご紹介します。
Pythonのインストール
スタートを押し、「コマンドプロンプト」を検索して開きます。
winget install Python.Python.3.13
上記をキー入力し、エンターを押します。
同意し、「完了」を待ちます。
VS Codeのインストール
コマンドプロンプトへ下記を入力します。
winget install Microsoft.VisualStudioCode
エンターを押し、上図のように完了するのを待ちます。
VS Codeの起動と日本語化
スタートからvs codeを検索して開きます。
左側アクティビティバーの
をクリックし、検索欄でjapanese language packを検索します。
上図のinstallをクリックします。
上図が表示されたら、右下のボタンを押して日本語を有効にします。
Python拡張機能のインストール
拡張機能
をクリックし、検索欄でPythonを検索します。
図の拡張機能を探し、「インストール」を押します。
Pythonスクリプトを実行する方法
Pythonコードを実行する方法を2つご紹介します。
実行ボタンを使用する方法
# サンプル:hello.py (この行は入力不要です)
print(“Hello, World!”)
上記コードをhello.pyの名前を付けて保存し、 右上の実行ボタン
を押します。
ターミナルに結果が表示されます。
ターミナルから実行する方法
メニューのターミナル>新しいターミナルを選びます。
ターミナルに下記とエンターを入力して実行します。
python ファイル名.py
開発時に便利に使える機能
Python開発に役立つ2機能をご紹介します。
仮想環境の作成(venv)
プロジェクトごとに独立した仮想環境を作ると、異なるライブラリのバージョン(例:PyTorch 1.8と2.0)が共存できます。
コマンドパレットを開き、
envを検索します。
上図を選び、指示どおり進めれば仮想環境が作成されます。
また、右下のステータスバーで環境を切り替えられます。
仮想環境へのライブラリ導入は、ターミナルで以下を実行します。
pip install パッケージ名
デバッグ機能
デバッグ機能を使えば、コードの挙動を追跡でき、問題発見につながります。
# 本項で使用するコード
def calculate_sum(a, b):
result = a + b
return result
def main():
x = 5
y = 10
z = calculate_sum(x, y)
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
numbers_squared = [n ** 2 for n in numbers]
print(“xとyの合計:”, z)
print(“二乗した数列:”, numbers_squared)
if __name__ == “__main__”:
main()
ブレークポイント設定
コードの行番号左側をクリックすると、赤丸が表示されます。
デバッグを始めるには、右上の実行ボタン横の下矢印を押し、下記をクリックします。
ブレークポイントにて実行は一時停止し、変数の値などを確認できます。
ステップ実行
F10を押すとステップ毎に一時停止し、状態変化を確認できます。
デバッグツールバー
各アイコンの働きは下記のとおりです。
デバッグコンソール
一時停止中に式を評価したり、変数の値を確認したりできます。
まとめ
VS CodeをPythonプログラミングで使用する魅力を、環境構築から実践的な使い方まで詳しく説明しました。コード補完やデバッグ機能など開発に便利な機能が無料で使えるVS Codeは、プログラミング学習の強い味方になります。
早速VS Codeをインストールして、プログラミングを始めましょう。