「今すぐに」とLPOは好相性 顧客心理を掴んで収益性の高いビジネスへ

サイトの成果を上げる「LPO」

「LP(Landing Pageの略。ランディングページ)が、訪問者の購入に結びつかない」「訪問者があっという間に離脱してしまう」という状況を改善するには「LPO(Landing Page Optimizationの略。ランディングページ最適化))」や「SEO(Search Engine Optimizationの略。検索エンジンの結果上位に、自社のサイトを表示させるための施策)を行うことが効果的です。 ただし、サービスの種類やユーザーの属性によって、LPOにも得意な分野、相性の良し悪しがあります。

「緊急性の高い案件」が得意なLPO

たとえば「リスティング広告経由のLPO」と相性がバツグンなのは「緊急性の高い案件」です。というのも、「トイレ 詰まり」「浮気調査」といった直球のキーワードで入って来る訪問者は、目的や求めるものが明確。加えて、今起こっているトラブルを、できる限り早く解決したい、「今すぐ」にでもサービスを受けたいと思っていますから、問い合わせをしてくるケースも多くなります。 そのような要望に応え、Webディレクターは、訪問者に問い合わせボタンをクリックしてもらえるようなLPを設計することが大切です。

緊急性の高いキーワードを推理する

LPOは「ユーザー属性」と「流入経路」に応じて、展開を変える必要があります。たとえばリスティング広告において、「緊急性の高いキーワードから流入」させる方法を考えてみましょう。まずしなくてはならないのは、ユーザーが思い付きそうな流入キーワードを片っ端からリストアップすることです。「トイレ 詰まり」から連想される「24時間営業」「トイレ 修理」「水道工事」「水道修理」といったキーワードを出したら、Google AdWordsを使い、「クエリー数」「競合性」「CPC(クリック単価)」を調査します。 当事者になったつもりでペルソナ設定を行うことが、LP改善の重要な第一歩といえるでしょう。

見た瞬間、離脱されないためには

訪問者がLPまたは入口となる最初のページを見ただけで、ブラウザを閉じたり、サイトから離脱することを直帰、またその割合を「直帰率」といいます。直帰率が高いということは、そのページが「訪問者のニーズに応えていない」「インパクトを与えていない」ということです。 そのような場合は「ファーストビューの再確認」が必要になります。「訪問者の緊急事態を間違いなく解決出来る事をアピールしているか?」「求めるイメージと合致しているか?」「即座のアクションを促すコンバージョンボタンが付いているか?」などを、丁寧に確認していきましょう。

美辞麗句だけのボディーはNG

LPには、リストアップしたキーワードから推測されるあらゆるペルソナに対し、誰が訪問しても満足のいく情報提供が必要です。製品のメリットばかり強調した、大きな文字の箇条書き。それらの羅列では直帰されても仕方ないでしょう。 ペルソナをひきつけるLPには、製品の画像やお客様の声といった安心感を与える情報が必要不可欠。サービスの価格に対して、「これなら支払ってもいい」と思える十分な情報を提供できているかをチェックしてください。

クロージングですべてが決まる?

「クロージング」ページはLPの正念場です。とにかく早く、申し込み、問い合わせがしたいと思っているペルソナに、「入力方法がわかりにくい」「入力項目が多すぎる」と感じさせるフォームの設計になっていないかを確認しましょう。 また、クロージングには他の選択肢を検討する時間を与えずに、即決させるような訴求点を持たせることも大切です。 一度離脱したユーザーはなかなか戻ってきません。それを踏まえて、入力フォームを開いた訪問者を確実にキャッチするLPを制作しましょう。

LPの成果はWebディレクターの評価につながる

CVR(Conversion Rateの略。コンバージョン率。サイトへのアクセス数、ユニークユーザーのうち、何割が商品購入や資料請求などを行ったかの割合を示す指標)の高いLPは実績につながり、Webディレクターも業界で高い評価を得ることができます。それにはWeb制作のテクニックはもちろん、顧客心理を掴んだマーケティングも不可欠。常に柔軟な感覚を持ち続けるWebディレクターを目指しましょう。