あと20年で人工知能に置き換わる職業を紹介。あなたの職は大丈夫?

あの人気キャラクターも「人工知能(AI)」?

2015年初頭、人気を博した映画「ベイマックス」。主人公の少年・ヒロは実験の爆発に巻き込まれた兄の死に疑問を抱き、事件の真相を突き止めようとします。そんな彼の相棒は、兄の作った人工知能搭載のロボット「ベイマックス」。ヒロとベイマックスの人間とロボットを超えた友情に、涙した人も多いのではないでしょうか。 「ベイマックス」のような人工知能ロボットは、すでに作られています。 有名なのヒューマノイドロボット『ASIMO』でしょう。最近では、ソフトバンクがフランスのロボットメーカー「ALDEBARAN Robotics SAS」と開発したヒト型ロボット「Pepper」が販売され、話題を呼んでいます。

ゲームの世界にも……

チェスの世界チャンピオン、ガリル・カスパロフに勝ったコンピュータ・プレイヤー「ディープブルー」、アメリカのクイズ番組「ジェバディ!」で人間のチャンピオンを破った「ワトソン」なども人知を超えた人工知能として知られています。後にワトソンは、世界初、日本の大手銀行のコンピュータ銀行マンになっています。 1956年から始まった人工知能の歴史は、現在「第3次ブーム」を迎えています。ビッグデータを利用した機械学習が広まり、ディープラーニング(深層学習)が登場したことで、より身近なものになっていくでしょう。

人工知能が人間の働き口を奪う?

「ディープブルー」や「ワトソン」が注目される一方で、スティーブン・ホーキング博士や実業家のイーロン・マスク氏といった著名人は、「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」と警告を鳴らしています。 そのひとつの懸念が、「人工知能の発達により20年後には消える職業が出てくる」ことです。 では人工知能に置き換わる職業には、どんなものがあるのでしょう。 まず、ビッグデータを分析することで、ルーチン化が可能になる仕事、「医療診断」「弁護士アシスタント」などが考えられます。 さらにセンサ技術の発達によって、人間に勝るとも劣らない認知能力を取得する可能性もあり、それにより人工知能自体が物事を判断、意思決定できるようになるともいわれています。 先述の「ワトソン」が銀行の案内係をしていることからも、「コールセンターのオペレーター」「施設の案内係」「金融アナリスト」は、人間から人工知能に代わる日も近いかもしれません。

人工知能を動かすのは人間

人工知能の発達で奪われる職業がある反面、「人間にしかできない仕事」も増えると考えられます。 そのひとつが「ロボット・アドバイザー」です。たとえば、企業や家庭でロボットを使う場合、トラブルや課題が起こる可能性がないとはいえません。 それを事前に防ぐため、「利用者からの声を聞き、改善していく」、また「ロボットとの正しい付き合い方」を普及させていくのが、ロボット・アドバイザーの仕事になると想定されています。 また自動運転の発展・普及により、輸送も自動化されていくことが考えられます。輸送の自動化において、状況を的確に判断、配送を効率的に行い、さらに不測の事態に対処できる「輸送アナリスト」も必要になることでしょう。 ほかには、人工知能の発達で価値観が変わり、自分の存在意義が見いだせない人たちをケアするインストラクターも必要とされるのではないでしょうか。

人工知能との共存を見据えて

この先、人間は人工知能と上手に付き合っていく能力が必要になると思われます。 また「人間にしかできない能力」を磨いておくことも大切なポイントです。それには「コミュニケーション能力」「大局的な判断力」「人工知能を生かしたデザイン力」などが挙げられます。 今の自分の仕事が、将来人工知能に奪われる可能性があったとしても、悲観的になるのは時期尚早です。自分にしかできないことは何かを考え、オリジナリティにこだわることで、新たなチャンスが生まれるかもしれません。